第11話 「パスカル博士を救出す」

                


だんだんどうでもよくなってきましたが、なんとか気力だけで持ちこたえてる摩訶摩訶日記も
どうにかこうにか第11回目です。

伝説の必殺技シュパパ光線で、パスカル博士の氷を溶かしたところまでは良かったのですが
またもや連れ去られてしまうといううんざりな展開になってしまいました。

パスカル博士の救出に向かったのは、これで一体何度目のことになるのでしょう・・・




今回も丁寧に捕まっていらっしゃいます。

この短期間のうちに、一体何回捕まれば気が済むのでしょうか?

オマエはピーチ姫かっ!!
と思わず突っ込んでしまいそうになりましたが
似ても似つかない姿なので、深くは考えずにさっさと救出しちゃいましょう。

何だかんだ御託を並べて、主人公たちの到着を待っている間に

さっさと殺ちゃえばいいのにと思ってしまうのですが
そんな自分は悪い子ですか?


はやる気持ちと、隣にいるのが『ザコ』という安心感から
軽い気持ちで突っ込んでいくと・・・



   

「オンドリャ」って言われても・・・ねぇ。

急いで救出に行こうとすると、突如 床に顔が浮かび上がり
中途半端な暴言を吐かれます。

どうやら主人公たちが立っていたこの床自体が、敵の本体だったのです。

そんなことにも気づかない主人公たちもさることながら
そんな無理矢理な演出で押し通そうとする製作者サイドは

もはや正気の沙汰とは思えません。
まぁ、今に始まったことじゃないけど。

画面が暗くなったのは仕様だと思いますが
パスカル博士の隣にいたザコが消えてしまっているのも仕様なんでしょうか?

こんな素敵な演出を立て続けに見せ付けられ、ザコだけじゃなくて

このゲームの存在自体も消し去りたくなりました。

ってことで、フロア全体が敵の本体という超巨大な生物と、いざ尋常に勝負です。



摩訶摩訶 『デカイケン』

放送コードギリギリです。

完全に目がいっちゃってます。
正に人をやめてしまった人のアレです。

それどころか、この謎の生き物を ただ見ているだけなのに
言葉に出来ないくらいの嫌気がさしてきます。

なぜか縫い目がある顔
ジャイアンを意識しまくっている髪型
どこを見ているのか見当も付かない目線
何がそんなにおかしいのか半笑いの口元



そして何より
どこからどう見ても美川健一にしか見えない全体像
そのすべてが神経を逆撫でしてくれます。

それと、この謎の生命体『デカイケン』は実は女性って気づいていましたか?
その証拠に・・・



        

誘惑してきます。
(※大変お見苦しい画像をお見せしてしまい、誠に申し訳ありません。)

この物体を女と言い張る製作者サイドもさることながら
こんな物体に骨抜きにされてしまう主人公たちは

もはや正気の沙汰とは思えません。
同じ男として情けない・・・

ご覧の通り見た目はいろんな意味でギリギリですが、実は相当強いです。
通常攻撃で200前後のダメージを受けますので
甘く見てると、あっという間に全滅させられてしまいますよ?

こんな物体に全滅させられてしまうのは屈辱以外の何物でもないので
出し惜しみせずに、先手必勝でいきましょう。
そして遂に・・・



パスカル博士を救出。

いろいろと遠回りをしましたが、ようやくこの手におさめることが出来ました。

もう二度と離さない。だからどこにも行かないでくれ・・・

いや、マジで。

今までの経緯などを一通り話した後に
サイエンの町で開かれる『世界化学者会議』に向かう途中だったからと吐き捨てて
さっさと一人で行ってしまいます。

ヒロインの父親に対して、軽く殺意が芽生えてしまったのですが
そんな自分は悪い子ですか?


芽生えた殺意を押し殺して、自分たちもサイエンの町まで向かいましょう。



「遅かったな」ときましたか。

一体誰のおかげで会議に参加することが出来たと思っているのでしょうか?

最短距離でここに向かったつもりなのですが、すでに会議は始まっていました。
この会議には、パスカル博士の他に、ティラミーの町にいたアルキメデス博士やピタゴラス博士など
世界各国の有名な博士が出席しています。

会議では様々な話し合いがされており
そして本題であるミジンコになった主人公の両親について議題が及びます。

あれやこれやと議論した末に行き着いた、彼らの結論はこちらっ!!



いや、困ります。

これでは、なんのために今まで苦労してきたのかわかりません。

こちらのスナイパーのような視線に気付いたのか
解決策を探すため、再度話し合いが始められます。

その話し合いの中で、ある一人の人物の名前が浮かび上がってきます。
それが、悲運の天才と言われた マカマカ団の総統であるマカマカ博士です。

彼は以前は超天才と言われていた博士であったようですが
研究のため『アトラス山』にこもってから、人が変わってしまい
自らを『マカマカ総統』と名乗る様になったとのことです。

その『アトラス山』は『ふるさとタウンの町(※一番最初の町)から西の方角にあるそうです。
ってことで・・・



「戻りたまえ!」ときましたか。

どうやら、すごろくのゴール直前によくある『スタート地点に戻れ』のマスに止まってしまったようです。
今の気分を一言で例えるなら

ドキドキしながら伝説の木の下で待っていたら
館林さんがやって来た時の気分です。

今までの苦労はなんだったのでしょうか?

いくらここで怒りを露にしていても仕方ないので
大人しく指示に従うとしましょうかね。

再度呪い殺さんばかりの視線を向けていると
せめてもの罪滅ぼしにと、パスカル博士が『かっとびロケット』なるものをくれました。
これは 一度訪れたことのある町に、瞬時にかっ飛んでいくことができるという代物です。
さすが、世界でトップクラスの頭脳を誇るパスカル博士です。

これを最初から使っていれば、ノーリスクで世界科学者会議に行って帰ってこれたというのに
わざわざ、時間をかけて苦難の道を選ぶとは

頭の悪さも世界でトップクラスのようです。
まぁ、随分前から気づいてましたけど。

何はともあれ、これがあれば一瞬で『ふるさとタウンの町』に戻ることが出来ますが
その前に、この町に入院しているジョニーのお見舞いに行くとしましょう。

まさか、忘れてた人はおるまいな?

会議終了後すぐに病院に向かったのですが、そこにはすでにジョニーはおらず
一通の置手紙が残されていました。



  

ジョニーよ永遠に・・・

惑星に押しつぶされて負った大怪我が、どうやったらこの短期間で完治するか疑問ですが
どうやら、主人公を残して一人で旅立ってしまったようです。

何だかんだで一番長く旅をしてきた仲間なので、さすがに感慨深いものがあります。
そんなことを思いながら、彼との今までの思い出を振り返っていたら

ジョニーと一緒に自分もこの旅をやめたくなってしまったのですが
そんな自分は悪い子ですか?


ジョニーとの今生の別れを告げ
交錯する様々な思いを乗せたロケットは『ふるさとタウンの町』に向かうのでありました。





想像以上にしんどい・・・


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