強豪チームを打ち破り、リオカップも佳境に入ってきた４回戦。
今回の対戦相手であるパルメイラスは、現実の世界では「ロベ・カル」の愛称で親しまれた
ロベルト・カルロスが在籍していたチームである。

キャプテン翼２の世界では、ＭＦトニーニョがチームの中盤を支配し
ウイングのネイが敵陣に切り込みゴールを量産するという
完全に攻めを重視した、攻撃的なプレイスタイルを得意としている。
（パルメイラス主力選手紹介は別ページにて）。

バビントン君から翼へとボールが渡り、試合が始まる。
この試合は、相手チームの攻撃力を見る限り、点の取り合い必至となることが予想される。

まずは、先制点を奪うべく、翼が中盤を支配し敵陣に切り込む。

ゴール前へ走りこんだ味方の姿を見逃さず、必殺のドライブパス。

相手のマークを振り切ってゴール前に走り込んだ
ＭＦのタハマタ君の姿を視界に捉える。

そして、必殺の『ドライブパス』でロングパスを送る。

「こんなドライブのかかったパスが取れるか！！」
と言わんばかりの、タハマタ君の渾身のスルーが炸裂。

しかしこの、ある意味意表をついたトリックプレーが、相手チームに動揺を与え
敵のゴールキーパーがバランスを崩す。
その一瞬の隙を見逃さず、一気にゴール前に走り込み・・・

恐らく翼が思い描いていたイメージとは、全く異なるゴールシーンとなったものの
中盤の仕事師であるバチスタ君の活躍により、欲しかった先制点を奪うことに成功。

しかし、このまますんなりと勝たせてくれないのが、このリオカップ。
今度はこちらの隙を突き、パルメイラスが反撃に転じる。

ＦＷのネイ君が、個人技で一気に中央を突破し
相棒であるトニーニョ君とのコンビプレイシュート『ブースターシュート』を繰り出す。

上記の画像ではわかりにくいが、このブースターシュートとは
ネイのシュートに合わせて、トニーニョがダイレクトにボレーシュートを打ち
シュートの威力を何倍にも膨れ上がらせるという、脅威の必殺シュートなのである。

そんな脅威的なシュートであるため、当然のごとく・・・

呻りを上げて迫り来るこの必殺シュートの前では
レナート君はあまりに無力。

当然のごとく「だが届かない！」という、お決まりのセリフが表示され
ボールはゴールネットへと吸い込まれていく・・・

！！！！

レナート君が防ぐことが出来なかったこのシュートを
何とゴールポストが、奇跡的にこの危機を救う！！

そしてこのボールは、バーにあたってこぼれダマになり・・・

自らのシュートが、ゴールポストに当たって跳ね返ることを
最初から予想していたとしか思えないような驚異的な判断力で
ボレーシュートを打ったはずのトニーニョ君が、自ら頭でねじ込んで同点ゴールを決める。

この後は両チームのＤＦ陣が踏ん張り
このまま１対１というロースコアで前半戦は終了となり
勝負はパルメイラスのキックオフから始まる、後半戦の行方に持ち越されることになる。

そして、実はこのトニーニョ君には、今回見せた驚異的な判断力だけではなく
もう一つ強力な秘密兵器を隠し持っている。

それが、この後半戦に遂に解禁される。
その秘密兵器の正体とは・・・

翼の必殺技であるドライブシュートを
なんと、このトニーニョも打ってきます。

そのシュートの威力もさることながら、それより何よりも翼よりも先に打つという
相手チームを心理的にも追い込む強力なシュートが
呻りを上げてゴールネットへ突き進む。

後半開始わずか１分４０秒。前半戦温存していた秘密兵器のドライブシュートで
あっさりと、勝ち越しのゴールをゆるしてしまう。

しかし、このゴールシーンを見せられ、静かに闘志を燃やす男が一人。
その男の名は大空翼。
一気にゴール前へと攻め上がり、味方にパスを要求。

「やられたら、やりかえせ。」
日本男児たるもの、やられっぱなしじゃ男がすたる。

燃える男 大空翼。
相手ＤＦが何人来ようがお構い無しに、必殺のドライブシュートを投下！！

静かな立ち上がりだった前半とは一転し、早くも試合が動き出した後半戦。

先程のお返しとばかりに、翼の意地のドライブシュートが炸裂し
試合を２対２の振り出しへと戻す。

闘志に火が付いたのは翼だけではない。それはトニーニョも同じこと。

目には目を。歯には歯を。そして

ドライブシュートにはドライブシュートを！！

レナート君を吹き飛ばすほどの破壊力を持つ、トニーニョ君のドライブシュートが
深々とゴールネットに突き刺さる。

トニーニョ君の挑発的なドライブシュートに端を発し
ドライブシュート合戦の様相を呈してきたこの一戦。

そんな中、再びボールを受けた翼。彼が選んだ選択肢とは・・・

ドライブシュートの打ち合いに行くと思いきや、相手の虚を付くまさかのセンタリング。
（ドライブシュートを打つだけのガッツ残ってないしね☆）

その翼からのセンタリングに合わせて、ＦＷのジウ君がヘディングシュート！！

前半戦のタハマタ君のスルーと同様に、またもやサンパウロのトリックプレイに
敵のキーパーは完全に意表を付かれる。

そのため、このヘディングシュートに対してキーパーの反応が一歩遅れ
ジウが見事に３点目を決める。

お互い点の取り合いとなり、めまぐるしく攻守が入れ替わるこの試合。
今度はＦＷのネイ君が、勝ち越しゴールを狙い中央突破を図る。
その勢いをサンパウロＤＦ陣が必死にとめにかかる。

パルメイラスのエースストライカーと
サンパウロのＤＦの要アマラウ君との一騎打ち！！

必殺ドリブル『きえるフェイント』でアマラウを抜きにかかる。
その必殺技の威力とは・・・

ボールだけではなく、人間ごと消えるという
もはやフェイントどころの騒ぎではない必殺ドリブルを駆使して鮮やかに突破。
そして、ゴール前に走るトニーニョくんへ絶妙なパスを送る。

後半残り１０分を切り、試合を決定付ける４点目のゴールを狙うべく
ネイ君のアシストに合わせ、渾身のボレーシュートを打ち抜く！！

ゴールキーパーのレナート君、このボールに反応し・・・

残り試合時間が４分を切り、これが恐らくラストチャンス。
翼のロングパスに、走り込んだバビントン君が頭であわせる。
そして・・・

やはり最後は頼れる男バビントン。
数少ないチャンスをきっちりとものにし、試合を決定付けるゴール！！
そして遂に・・・