5月4日 げつようび
PCゲームの礎を気付いた名作ゲーム・・・




※ 微妙なネタバレと、微妙なエッチ画像を含んでますので、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。




「さてさて今回は、伝説の名作ゲームとして語り継がれている『鬼畜王ランス』をレビューしてみたいと思います。」
「い、今更っすか!? 20年前のゲームっすよ!?」
「ふっふっふ、甘い、甘過ぎますよ! 今だからこそやるんですよ!!」
「え、なんで怒られた・・・!?」
『アリスソフト』の粋な計らいによって、今ならこの『鬼畜王ランス』が無料ダウンロードできるんです!!」
Σ(゚д゚;) なぬ!?
「それどころか『鬼畜王ランス』だけじゃなくて、アリスソフトが過去に発売した30本以上のタイトルが無料大放出なんです。」
「これはもはや、事件ですな。」


「真実は己の目で確かめるがいい。

 アリスソフト『配布フリー宣言』対象ソフト配布リンク先はこちらから  http://www.retropc.net/alice/ 」     

「ありがたや、ありがたや。」
「ってことで、このレビューを見て気になった方は、是非ともプレイしてみて下さいませ。」
「そんな奇特な人がいるかどうかは疑問だけど・・・」
「それでは、はりきってどうぞ♪」
「どうぞ。」



     




パソコンゲームを語る上で、絶対に外すことの出来ないソフトが2本存在する。

1つは、『泣きゲー』という新たなジャンルを確立させ、ゲーム業界を震え上がらせた
『KEY』が生み出した不朽の名作ゲーム『KANON』


そしてもう1つのソフトこそが・・・




『鬼畜王ランス』 オープニング タイトル画面
タイトル 鬼畜王ランス
ジャンル 地域制圧SLG
発売日 1996年12月19日
対応機種 PCゲーム
発売元 アリスソフト




『KANON』が、コンシューマーゲームを遥かに凌駕する洗礼されたシナリオによって
世間のエロゲーに対するイメージを大きく払拭したのに対し

『鬼畜王ランス』は、コンシューマーゲームを遥かに凌駕する中毒性の高いゲームシステムによって


僕らのハートを鷲掴みにした。


本作は、今でも続編がリリースされ続けている『ランスシリーズ』
外伝的なポジションに位置付けられており、「もしもランスが王様になったら・・・」という
IF(もしも)の世界が描かれているため、正史のストーリー展開とは異なる箇所も多いが


ゲームの完成度は、シリーズ随一と言っても過言ではない。






鬼畜王ランス 『魔人・織田信長』   



ヘルマンの僻地にある盗賊団の退治を請け負ったランスは
盗賊団の首領を倒した後その後釜に居座ってしまった。

盗賊団の首領としてやりたい放題やっていたランスだが
あるとき返り討ちにあってシィルもつかまり部下も全部いなくなり
一人で逃げまどうはめになってしまった。

何とかヘルマンを脱出したところを、見当かなみに発見され
リアのもとに連れてこられたランスが
シィルを取り戻すためにヘルマンに攻め込むからリーザスの軍隊を貸せと言うと

リア女王は、「あなた個人のために軍隊を動かすことは出来ません。
でも私と結婚すればあなたはこの国の王様、何でもやりたいようにできます」
と言った。

そこでランスはリアと結婚することにし、ヘルマン帝国に戦争を仕掛ける・・・


(Wikipediaより)



ストーリーとしては、『ヘルマン帝国』に捕らえられてしまったシリーズのヒロイン『シィル』を救い出すため
『リーザス国』の女王『リア』と結婚することで国王となり、リーザス国軍を率いて
ヘルマン帝国に戦争を仕掛けて、その領土を制圧していくというもの。

ゲームのシステムとしては、『地域制圧SLG(国取り型戦略SLG)』と呼ばれるシステムを採用している。

アリスソフトは、『大悪司』や『大番長』、『戦国ランス』など、たびたび同ジャンルのゲームをリリースしているが
そのいずれの爆発的な売り上げを記録しており、まさにお家芸的なジャンルのゲームなのである。
本作は、その記念すべき1本目のソフトにあたる。

基本的なゲームの進め方としては、自国の領土の拡大を目指し隣国を制圧していく事で
少しずつ自国の領土を拡大していき、『内政ターン』にて得た資金を元手に、兵士を雇ったりしながら
自軍のユニットを育てながら、より強力な国に戦争をしかけていく、というのが一連の流れとなる。


確かに、20年以上前に発売されたゲームということもあって
やる事が多過ぎるにも関わらず、1ターン毎に処理出来る事が限られていたり
進め方によっては、自軍の戦力が満足に整う前に圧倒的な強さの敵と開戦になって

自分の無力さを、強制的に思い知らされたりするなど

不親切な設定や、粗削りの部分も多々見受けられるのも事実。



だが、しかしっ!!



ちっぽけなんだよ、そんな事は。
その程度のことなんて、このゲームを前にすれば、あまりにも小さ過ぎる。



そんな、20年以上経った今でも『伝説の名作ゲーム』として、エロゲーソフトのトップに君臨する
『鬼畜王ランス』の魅力を、徹底的に語り尽していこうじゃありませんか。



ついて来れねぇヤツは、追いてくぜ?





鬼畜王ランス 『グナガン』

鬼畜王ランス 『コルドバ×ハウレーン』   鬼畜王ランス 『健太郎×カミーラ』


@ 病みつきになるゲーム性が伝説過ぎる。


何だかんだ言ってもこれに尽きる。

アリスソフトの『地域制圧SLG』に外れ無しと言われるまでに
不動の地位を確立した、このジャンル。

先ほども述べたように、昨今のゲームと比べると、操作性は決して快適とは言えないので
最初は戸惑う事も多いが、それも30分もプレイを続けていれば自然と慣れてくるので全くもって無問題。

こういう時に改めて、人間の適応能力の高さには驚かされますよね  (・ω<) ☆

戦闘パートでは、自軍のユニットを前衛・後衛にわけて、最大4名まで配置して敵ユニットと戦う。
ユニットそれぞれに特徴があるため、適材適所で自軍を配置しながら、地域を制圧していく。

戦闘を行うたびに経験値が取得でき、資金を使って部隊の人数も増やせるので
お気に入りのユニットは、育てていけば終盤まで使い続ける事が可能。
(ただし、1度の戦闘で取得出来る経験値は少ないので、レベルは上がりにくいが・・・)


無意識のうちに気持ちが高揚するBGMに加えて、ゲームバランスも絶妙で
あと1ターンだけ、あと1ターンだけ・・・で、気付けば朝になっていた何てことは日常茶飯事。

そんな、鬼畜王ランスあるある。



鬼畜王ランス 『エクス・バンケット』

鬼畜王ランス 『マリア・カスタード & 魔想志津香』   鬼畜王ランス 『レッドアイ & ロナ・ケスチナ』


A 魅力的なキャラクターが伝説過ぎる。


敵、味方合わせると半端じゃない数のキャラクターが登場する。

自軍のユニット数だけでも、『忍者』『ハーレム専用キャラ』を含めれば、軽く50を超えるが
それら全てのキャラクターに対して個別のイベントがあり
そしてそれは、味方だけではなく、敵ユニットに対しても同様に用意されているのである。


このゲームに、捨てキャラなんてものは存在しない!!


登場キャラクターとしては、『リーザス軍』『カスタム四魔女』を始めとして
『ヘルマン帝国軍』『パットン御一行』に至るまで
これまでのランスシリーズに登場したほぼ全ての主要キャラが入り乱れるという


まさに夢のオールスター戦。


『バレス』『ジュリア』『メナド』までもが自軍のユニットとして使用可能で
これまでランスシリーズをプレイしてきている人間にとっては堪らない展開のオンパレード (≧▽≦)
主要キャラで登場しないのは、「ランス01」の『ユラン』、「ランス02」の『フェリス』『ロゼ』くらいかと。

ちなみに、今後のランスシリーズで重要なポジションを占める『ゼス国』『JAPAN国』のキャラクターに
『カラー』『魔人』の殆どは、本作品が初登場となっている。
(とは言っても、性格や容姿はその後のシリーズでは一部変更されていますが)


そんな感じで、敵味方問わず、全てのキャラクターに対して
問答無用で愛着がわいてしまっていること必至。

そんな鬼畜王ランスあるある。




ランス 逃亡中

鬼畜王ランス 『リック・アディスン』   鬼畜王ランス 『エレノア・ラン』   



B 膨大なイベント量が伝説過ぎる。


先ほども述べた通り、脇役キャラにまでイベントが用意されているので
とにかく、イベントの数が尋常じゃない。

1つ1つのイベントも濃厚で、シリアスな展開はもちろんのこと
お笑い的な要素や、味方ユニット同士の恋愛模様なども描かれているなど
イベントの種類も多種多様に用意されていて、とにかくその多さに圧倒されっぱなし。

そのイベント数がいかに膨大だったかは、ランダムイベントのあまりの多さに
『完全な形でのデバックが断念され、ランダムイベント以外だけのデバックのみで販売された』
という逸話が残っている事からも、推し量る事ができるだろう。

しかも、自由度が非常に高く、最初に戦争となる国を除けば、どの国と最初に開戦してもよく
どう行動するかは、ある程度プレイヤーが自由に決める事が可能となっている。
マルチエンティング方式が採用されており、そのエンディング数も15種類以上もあるので
このゲームの神髄に触れるためにも、最低でも3周はプレイしてもらいたい。


まぁ、他人にとやかく言われなくても、無意識のうちに身体が2周目を求めてしまっていること請け合い。

そんな鬼畜王ランスあるある。



鬼畜王ランス 『リア』 Hシーン

鬼畜王ランス 『マリス』 Hシーン   鬼畜王ランス 『レイラさん』 Hシーン   



C エロイベントの豊富さが伝説過ぎる。


まぁ、何だかんだ言っても最終的にはコレっすよね。
エロは地球を救いますよね。


20年以上も昔に発売されたゲームではあるが
ご覧の通りグラッフィックからは古さは微塵も感じられないハイクオリティっぷり。
文字通り伝説ですよ。

通常イベントと同様に、このようなハーレムイベントの数も膨大ってんだから
文字通り伝説ですよ。

まぁ、要するに何が言いたいかっていうと



マリスさん最高って事ですよ (≧▽≦)



以上のように、中毒性のあるゲーム性に、魅力的なキャラクター。
飽きがこない程の膨大なイベントの数々に、思わず顔がニヤけてしまうHシーンの連続。

これを名作と呼ばずに、何と呼ぶ?


本作品の完成度の高さから、次回作の敷居が非常に高まり
次回作となる『ランス5D』の開発までに、6年の歳月を費やす事を余儀なくされた
そんなエロゲー史にその名を刻んだ伝説的なゲーム『鬼畜王ランス』。



とりあえず、プレイしとけってばよ!!




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