1月7日 もくようび
遅くなりましたがお年玉です。どうぞ つ■



「みなさんっ!!」
「新年明けまして!!」



「おめでとうございます!!」


「本年も!!」
「どうぞ!!」



「よろしくお願い致します!!」


「いやー、明けましたね。」
「明けちゃいましたね。」
「今年も相変わらずのマイペースで頑張っていきますので、何卒見捨てないようお願いします。」
「切実だね。」
「お年玉という訳ではないですが、今回は『ボディコンクエスト プレイ日記』 最終話をお届けいたします!!」
「パチパチパチパチ☆」
「今年は、12月27日で仕事納めだったので、何とか正月中に作成が間に合いました (≧▽≦)
「年末年始の休暇を全て費やして、何やってんだか・・・」
「まぁ、他にやる事もないですし、ゲームをやっている間は、嫌な事を忘れられますから・・・
「あぁ・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「んじゃあ、前回ずいぶん遠回り『させられた』から、今回はちゃっちゃっとやって終わらせちゃおうかね。」
「いつまで、前回のこと根に持ってんですか・・・」
「えーと、『リング・セリーヌ(セリーヌの指輪)』を、『竜王の島』の前で使うんだっけ?」
「そうすることで、橋が架かかって、竜王の島へ行けるようになるみたいですよ。」
「んじゃあ、1秒でも早く竜王を倒して、世界の人々を安心させてあげよう。」
「何だろう、もっともらしい事言ってるけど、早くこのゲームを終わらせようとしている感が半端ない・・・」
「あ、せっかく自宅のある『ロトレシア』にいる事だし、最終決戦の前に、母親にも挨拶しとかない?」
「ですね、しばらく戻っていないので、きっと心配してるでしょうし。」
「だね。」







  
「すでにギンギンに起きてるっつーの。」
「エンディング直前なのに、オープニング直後と同じセリフしか言ってくれないなんて・・・」
「初めてですよ・・・、ここまで私をコケにしたおバカさん達は・・・」
「まぁ、このあたりが、レトロゲームの真髄なんでしょうね・・・」
「それじゃあ、何とも言えない気持ちになったところで、改めて最終決戦に向かうとしますかね。」
「ラジャ。」







  
「遂に最終決戦かぁ・・・」
「ようやく、ここまで辿り着くことができましたね。」
「何だか感慨深いものがあるね。」
「それでは、『リング・セリーヌ』を、天空に向かってかざしましょう。」
「さすがに、こっちまで緊張してきたわ。」
「このゲームの集大成となるイベントですし、一体どんな演出を見せてくれるんでしょうね。」
「ホッホッホ・・・、わたしともあろう者が、ドキドキしてきましたよ。」
「それでは、ゆきな!いっきま〜す!!」





     





  
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「こんな重要イベントなのに、何の演出もなければ、効果音すらないなんて・・・」
「期待度が大きかった分、腹立たしい限りですね・・・」
「ふふふ・・・まったく人をイライラさせるのがうまい奴らだ。」
「まぁ、何はともあれ、これで『竜王の島』へ行けるようになりましたね。」
「そもそも、こんな遠回りしなくても、船で行くって発想は生まれなかったのかな?
「まぁ、このあたりが、レトロゲームの真髄ってことで・・・」
「もうこれで、後戻りも出来ないし『させないけど』、やり残したことはないね?」
「そんなに念を押さなくても・・・。もとよりこのプレイ日記を始めた時から、退路は断たれてますから。
「よし、いい覚悟だ。」
「それでは、ゆきな!いっきま〜す!!」





     




「敵、強っ・・・!!」
「あはは、ちょっと油断しちゃいました。流石にラストダンジョンだけありますね☆」
「『ちょっと油断した』とかの次元じゃないような・・・」
「では、気を取り直しまして、リトライ♪」








     







「まさに、秒殺・・・!!」


「あはは、そもそも『秒殺』って言葉は、総合格闘技団体『パンクラス』が最初に生み出した言葉ですしね☆

 プロレスヲタの自分にとっては、この言葉が浸透している事が誇らしい限りですし、全く問題ないですよ (≧▽≦)

「この敵の強さには、問題しか見当たらないんだけど・・・」
「では、気を取り直しまして、リトライ♪」
















  
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」










「絶対に許さんぞ、虫ケラども!!!!!」


「落ち着け、落ち着け。」
「ここに来て、この敵の数の多さと強さは、さすがに心がへし折れますよ・・・
「このあたりの非情さが、レトロゲームの真髄ってことで。」
「うぅ・・・あんまりだ・・・ (/_<)
「あ、いい大人が泣いてら。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「どうする?ギブアップする?」
「ギブアップするくらいなら、レフリーストップを選ぶ!! それがパンクラスイズムだッ!!」
「いや、もうパンクラスの話はいいから・・・」
「ここまできて、諦めてたまるか!! ベジータだって、フリーザに殺されかけてるんだから!!」
「はぁ、そうですか・・・」
「くっそー、修行だー! 徹底的に修行して来てやるー!!!!!」
「いってらー。」







― 数 時 間 後 ―







「ふっふっふ・・・、竜王を倒すために、地獄の淵から舞い戻ってきたぜ。」
「おかえりー。」
「今の俺を、敵の多さに怯えていた、あの頃の俺と同じだと思うなよ。」
「な、何だかよくわからないけど、凄い自信だ・・・!!」
「ちなみに、これが今の状態です。」







  
「レベルは上限の30で、経験値は65535でカンストさせてやりましたよ ( ̄ー ̄)ニヤリ
「おー、やり込んだね。」
「文字通り、おはようからおやすみまで、敵を倒し続けてきましたから ( ̄ー ̄)ニヤリ
「す、凄い、ドヤ顔で、自分が暇人である事をアピールしている・・・!!」
「お待たせしましたね・・・、さぁて、第2回戦と行きましょうか。」







  
「ふはははは、いくら敵の数が多かろうと、年末年始の休日を全て費やしてパワーアップした俺様に勝てると思ってるのか?」
「す、凄い、ドヤ顔で、全然かっこよくない事を堂々と言っている・・・!!」
「ちなみに、このダンジョン内には、最強の剣『ドラゴンソード』がありますので、ウシジマくんばりにきっちり回収しておくこと。」
「あいあい。」


「あとは、『フェザーンの村』から東にある洞窟には『ドラゴンメイル』

  南東にある洞窟には『ドラゴンシールド』がありますので、こちらも取り忘れのないように。」

「了解であります、隊長 (・o・)ゞ
「おっ、そうこうしている間に、ついにラスボス『竜王』の部屋まで辿り着きましたね。」
「だね。」
「それでは、準備はいいか?」
「OKであります、隊長 (・o・)ゞ
「えー、あーあー、マイクテストマイクテスト。 えー、竜王に告ぐ!!」
「告ぐ!!」
「オマエは、この世界の人々の平和を奪っただけではなく!!」
「だけではなく!!」
年末年始の休暇を全て奪った!! その罪の重さは、万死に値する!!」
「いや、それは竜王のせいじゃないから・・・」
「いざ、尋常に勝負!!」









  
「さすがラスボス! HPの高さが半端ないっ!!」
「HPの高さの違いが、戦力の決定的差ではないということを、教えてやる!!」
「このラスボス、確かに強いことは強いんだけど、何か違和感があるんだよな・・・」
「あ、バネさんもそう思います? 実は自分もそうなんです。」
「うまく言葉にできないけど、初めて会ったはずなのに、初めてじゃないような・・・そんな感じというか・・・」
「ですよね、自分もさっきから全く同じ事を思ってましたよ・・・」
「このゲームのラスボス、諸君らに恐怖を与えてくれた竜王とは、初対面の気がしない、何故だ!!












  





「パッケージに載ってるからさ。」




「斬新過ぎる、この演出・・・」
「『レトロゲームの真髄』という言葉だけでは、到底片付けられない、斬新な演出・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「気持ちの整理はつかないままだけど、竜王はこのまま倒せそうだね。」
「ですね。徹底した『ヒット&アウェイ作戦』で、コツコツ体力を削りましたしね。」
「おっ・・・・・」
「おぉ、ついに・・・・」
「ついに、この一撃で・・・!!」
「この一撃で・・・!!」





「竜王、撃破!!」








      





  
「ふぅ〜、ようやく終わったね。」
「竜王も、ラスボスのくせに、意外と素直ですね。」
「それにしても、ここまでの道のり、ホントに長かった・・・」
「長過ぎでしたね・・・」
「でも、これだけ苦労したにも関わらず、いまいち感動しないという不思議な感覚・・・」
「全くの同感ですよ・・・」
「苦労しまくったボディコンクエストを、ようやくクリアしたのに全く感動しない、何故だ!!











  





「画面左上に生首みたいなのがあるからさ。」









「致命的な誤字もあるからさ。」




「竜王は、これまでの、『おこないい』を詫び・・・って。」
「まぁ、これらを含めて『ボディコン・クエスト』ってことだね。」
「レトロゲームの真髄です・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「まぁ、結局、最後まで『ボディコン』が関係してくることはなかったけど、素直に面白かったですね。」
「何だかんだで、最後の最後までがっつりと堪能させてもらったわ。」
「こうして無事にエンディングを迎えると、達成感あります。」
「結構、唐突に流れ始めたスタッフロールですら、感動するわ。」
「ですね。」
「ってことで。」
「ってことで。」





     



  











  
「めでたし、めでたし。」
「ちゃん、ちゃん。」


※ 第01回〜08回の『ボディコンクエストT レビュー』は、こちらからお楽しみ下さい。




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