第三夜 「メッセージと僕とプラチナ会員」

                



そうだ!婚活してみよう 第三夜〜!!! パチパチパチパチ☆」
「い、いつの間にかシリーズ化されてる!?」
「それでは、今宵も張り切ってまいりましょう♪」
「・・・・・・・・・・・・。」





【そうだ!婚活してみよう。 第二夜はこちらからどうぞ。】




「んじゃあ、さっそく、前回の最後に届いたメッセージを見てみようか。」
「ですね。」
「ホッホッホ・・・わたしともあろう者がドキドキしてきましたよ。」
「それでは、いきますよ。」
「あいあい。」
「せーの!!」













「ボカシー!!」







「アドボカシー!!」









「み、見えんッ!!!!!!」
「そうきましたか・・・」
「顔写真と違って、ここまでボカされると、流石にわからないね。」
「普段からボカシには散々慣れ親しんでるつもりでしたが、まさかこの程度のボカシで見えなくなるなんて・・・」
「いやいや、それ口に出しちゃダメなヤツだから。」
「最近のボカシは、薄いのが多いですからね、温ま湯につかり過ぎて目が衰えたかな、はっはっは。」
「堂々と何言ってんだよ。」
「ただ、これを見る限りでは、結構長めのメッセージみたいですね。」
「確かに。なんて書いてあるのか気になるね。」
「も、もしや、愛のメッセージが込められてるのでは!?(≧▽≦)」
「最初のメッセージから愛の告白してくるなんて、逆に危険だよ・・・」
「まぁ、何はともあれ、選択肢としては1つしかありませんかね。」
「だね。」
「んじゃ、いきますか。」
「あいあい。」
「せーの!!」






















「プラチナ会員になったんでー!!」
「お、写真のボカシが消えたね。」
「見える、見えるぞ!私にも顔が見える!!」
「オーエス、オーエス!!」
「これでさっそく、さっきのメッセージ見られますね。」
「だね。」
「よっしゃー!野郎ども準備はいいか!?」
「あいあい。」
「せーの!!」







※ お相手の顔と名前は伏せてあります。




「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・あれ?」
「・・・・・・・・短くないか?」














「ぼかしと一緒に、メッセージの文字も消えちゃったのかな・・・」
「なに、その迷惑な仕様・・・」
「ってか、結局どんな内容のメールが来ていようが、無料会員にはあの画像が表示されるって寸法か。」
「恐らく・・・」
「運営サイドの手の平の上で踊らされてたってことか。」
「恐らく・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」






_| ̄|○
「あんなにはしゃいでいた5分前の自分をぶん殴ってやりたいです・・・」
「でもさ、メッセージが来ていた事は事実だから、何もそう悲観することはないんじゃない!?」



「!!!!!!」


「ここから始まる恋愛だってあるかもしれないんじゃない!?」
「それだ!!」
「ちょっと、ネットで体験談とか調べてみるよ!!」
「うぉー、俄然燃えてきたぜ!!」
「・・・・・・・・・・・・。」
「さぁ、さぁ、体験談プリーズ♪」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・あれ、どうかしました?」


「・・・・・女性は1日に複数の『挨拶』を受けるため、やり取りを希望しない相手の場合には

無視するか、『ありがとう』とだけ返事を送るのが一般的です。」



「・・・・・・・・・・・・。」
「その場合、あなたに興味を持たれていないと思われますので、諦めて次にいった方が良いでしょう。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「何か、ごめん・・・」
「早い、そして儚い・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・ボク、男ノ子ダカラ、泣カナイヨ?」




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