『ゼロヨン チャンプ』攻略レビュー
〜行こうぜ、スピードの向こう側へ・・・〜


                

※ 微妙なネタバレを含んでますので、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。




「さてさて、今回はPCエンジンが生んだ、至極の名作ゲームを紹介しようと思います。」
「確かに、PCエンジンは、何気に名作ゲーム多いしね。」
「『コイツ』との初めての出会いは、忘れもしない小学校高学年の時じゃった・・・」
「え?なんで、急に昔話口調!?」
「何でもないような顔をして、まだ幼かった当時の自分に近寄ってきた『コイツ』は・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」




「平気な顔して、俺の琴線を鷲掴みにしやがったんだ!!」


「・・・・・・・・・・・・。」
「そんな至極の名作ゲームの正体は、コイツだ!!」



『慟哭 そして・・・』(セガサターン) タイトル画面
タイトル ゼロヨンチャンプ
ジャンル レースゲーム
発売日 1991年3月8日
対応機種 PCエンジン (HuCARD)
発売元 メディアリング



「お、このサイトでレースゲームを紹介するなんて珍しいね。」
「ふっふっふ、これはレースゲームであってレースゲームにあらず!!
「ん?」
「これは、レースゲームの名を借りた、全く新しいジャンルのゲームなんです。」                    
「え、なに?どういうこと?」




「トランキーロ!!」



「え、え、なに? それこそどういうこと?」
「何って、新日本プロレスの内藤哲也選手の決め台詞じゃないですか。」
「いや、全く存知上げませんが・・・」
「これからじっくり紹介していくから『焦んなよ』ってことですよ ( ̄ー ̄)
「プロレスヲタのドヤ顔は、マジできついな・・・」
「ってことで、早速レビューを開始するぜ、カブロン!!」
「今回はいつも以上について行けそうもない・・・」



※ ちなみに、『トランキーロ』とはスペイン語で『焦せるな』って意味です。
    同じく『カブロン』は『バカ野郎』って意味で、共に新日本プロレスのプロレスラー内藤哲也の決め台詞です。
   






【ストーリー】
         ある日、親友と夜の公道を『MR−2』で飛ばしてたところ
         そのスピードを遙かに超える速度で、隣をぶっちぎっていく1台の車と出会う。
         その謎を突き止めるため、その車の後をつけたところ、彼らの目の前に広がる光景・・・
         
         それが『ゼロヨンレース』。

        それは、 スタートからゴールまでのわずか400Mという短い距離の中で
        己の全てをかけて、最速を目指すという異色のレース。

        化け物じみた速度で駆け抜け抜けるレースに、主人公は一瞬にして心を奪われる。
        そして、このゼロヨンレース界でのチャンピオンになることを心に誓う。

        ――ー 18歳の4月。
        全ての伝説は、ここから始まった。





「まぁ、わかりやすくNMB48風に言うならば

 『400メートルでの最速を競う通称ゼロヨンレース界の、てっぺんとったんで!!って事ですね。」

「いや、NMB風に言われても・・・」



「とは言え、実はこのゲームの醍醐味はレース部分ではないんです。



 そこに至るまでの過程こそが、マーベラスなんです!!」


「え、なに、どういうこと?」


「ふふふ、いいでしょう。潮崎豪(プロレスリングNOAH)の逆水平の如く

 これからたっぷりとその身体に、刻み込んでいくとしましょうか ( ̄ー ̄) ニヤリ

「プロレスヲタのドヤ顔は、いちいち気持ち悪いな・・・」





慟哭 そして・・・ 『真理絵先生』



     慟哭 そして・・・ 『ノーマ』




「このゲームは、様々なコマンドを選択することで、日にちが進行していきます。」
「予想外のアドベンチャー。」
「そうなんです。このゲームは『アドベンチャーパート』『レースパート』の2つのパートで構成されているんです。」
「この時代のゲームとしては、なかなか斬新だね。」
「このゲームの流れを大まかに示すと」





        @  アルバイトをして、お金を貯める。


        A  マイカーを購入する。


        B  購入した車をチューンナップして、ゼロヨン仕様に改造する。


        C  準備が整ったら、ゼロヨンレースにエントリーする。


        D  そのレースで勝ち進む事で、自身のランキングが上がり、上位ランカーとの対戦が可能となる。


        E  よりタイムを縮めるため、アルバイトをして新車を購入する。




「基本的には、これの繰り返しになります。」
「ってか、アルバイト?そんなとこから始めないといけないの!?」
「そりゃそうでしょ。車を買うのに、お金がなきゃどうしようもないでしょうが。」
「いや、ゲームなんだから、そんなとこにリアル感出さなくても・・・」
「なけなしのアルバイト代で車を購入した後は、その車をゼロヨンレース仕様にチューンナップしていきます。」





     




「高っけ!?」
「車のパーツってこんなにするんだ!?」


「チューンナップのバリエーションは、どの車種の場合も同じなのですが

 改造する車によってパーツにかかる金額が異なるので、フルチューンナップするには数百万円以上のお金がかかります。」

「数百万円て。もはやレースどころか、アルバイトだけでゲーム終わっちゃうじゃん・・・」


「確かにゲームの多くはアルバイトが占めますが、このゲームの名作たる所以は

 本来であれば作業となりがちな事でも、その1つ1つに飽きさせない工夫が施されているところなんです。」






     




「アルバイトは、『ゲーセン』『警備員』の2種類から選べます。」
「ゲーセンって響きに、時代を感じるな・・・」
「かつて自分が中学生の時に、不良グループにゲーセンでカツアゲされたのも、今となってはいい思い出です。」
「あぁ、あったねそんな事も・・・」
「とにもかくにも、ゲーム序盤はこのアルバイトでお金を稼ぐ事から始まります。」
「汗水垂らしてお金を稼ぐってことだね。」
「こうやって苦労して稼いだお金を、その不良どもは・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」




「平気な顔して、俺のお金を鷲掴みにしやがったんだ!!」



「・・・・・・・・・・・・。」
「うぅ・・・あんまりだ・・・、こんなトラウマを刻み込むなんて・・・ (/_<)
「雪ちゃん、雪ちゃん! 現実とゲームがごっちゃになってて、訳わかんなくなってるから!!」
「そ、そうですよね、何か話が脱線しちゃってましたね。」
「そうそう、話を元に戻そうよ。」
「取り乱してしまって、正直すまんかった。
「いや、誰もそのネタわかんないから・・・」
「ってことで、ゲーセンでアルバイトをすると、ミニゲームを遊ぶ事も出来るんです。」





慟哭 そして・・・ 『真理絵先生 殺害』



     




「遊び心が凄いな。」
『TRUBO GO!GO!』は、しっかり作り込まれたレースゲームで、普通に楽しめる完成度となっています。」
「まさか、おまけゲームで本編より先にレースゲームの醍醐味を感じさせられるなんて・・・」
「そして『UFOピッチャー』の方は、さらに手の込んだ作りになっていまして。」
「ふむふむ。」
「3回連続で、ぬいぐるみのゲットに成功すると・・・」
「すると・・・?」











「ぬいぐるみが、パンティーに変わるんです。」




「遊び心が過ぎるよ。」



「こういった細部に至るまでの、こだわりが素晴らし過ぎるんですよ、このゲームは (≧▽≦)
「まぁ、確かにミニゲームなのに異常なまでに気合いが入ってるね。」
「ちなみに、もう1つの『警備員』のアルバイトでは、異常がないか部屋を1つ1チェックして回るのですが。」
「ふむふむ。」
「いくつか部屋をチェックしていると、たまに・・・」
「たまに・・・?」





慟哭 そして・・・ 『真理絵先生 殺害』



     





「泥棒と戦闘になります。」



「ド、ド、ドラクエ!?」




「通常の『泥棒』であれば、運がよければ倒す事も可能ですが

 低確率で遭遇する『メタル泥棒』は、丸腰で倒す事は不可能なので、こちらも装備を整えておく必要があります。」

「まてまてまてまて。」
「お?飛龍革命を起こした際の、藤波辰爾に対する猪木の名言ですね☆」
「だから、プロレスネタは全くわかんないってば・・・」
「っつーか、もうさっきから完全に迷子なんだけど。 何で急にRPGみたいになってんの!?」
「遊び心ですね。」



「遊び心とかの前に、メタル泥棒ってなんだ!?」






「トランキーロ!!」



「ビクッ!? ΣΣ(゚д゚lll)
焦んなよ!今から順番に説明していくって、カブロン!!」
「・・・・・・・・・・・・。」





     




「『装備品』は、通販雑誌をチェックして購入します。」
「通販雑誌を見て電話で注文するなんて、何だか時代を感じるな・・・


「通販の商品は、毎週ランダムで入れ替わるので

 欲しい物を手に入れるためには、雑誌のチェックはこまめに行うことが鉄則です。」

「・・・・・・・・・・・・。」
「ってことで、先ほどの『メタル泥棒』退治の必須アイテムは、『木刀』と『くさりかたびら』の『魔寄せの鈴』の3つです。」
「ってか、何で通販で『くさびかたびら』が売ってんだよ・・・」


「『魔寄せの鈴』で、泥棒との遭遇率を高め、『木刀』と『くさりかたびら』を装備することで

  自身の攻撃力と守備力を強化して、来たるべき戦闘に備えておく必要があります。」

「一体、さっきから何のゲーム紹介を受けているんだ・・・」
「あとは『使用済×××』とか『イケイケガールズのビデオ』等も手に入るので、思わずニヤリですよね ( ̄ー ̄)
「いや、同意を求められても・・・」
「当然、ゼロヨンレースで有利となるアイテム(パーツ)もありますので、見逃し厳禁ですよ。」
「ってか、さっきからその肝心のレースの話題が、全くでてきてないんだけど・・・」
「あはは、だから言ったでしょ。レースはおまけだって。
「レースがおまけのレースゲームって一体なんなんだ・・・」
「まぁ、そこまで言うんでしたら、次からは『レースパート』について説明していくとしましょうかね。」





慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』



白川子鈴     






「ゼロヨンレースは『開催日時』と『参加ランク』が決まっているので、

  自分が参加したいレースが決まったら、予約をしてレースにエントリーします。」

「ほっ。やっとレースゲームっぽくなってきた。」
「そのレースで勝ち上がることで、少しずつ自分のランキングが上がっていくんです。」
「ふむふむ。」
「そして、ランキング5位まで上り詰めると、そこからは個性豊かな四天王とのタイマンバトルが開戦します。」
「なるほど。」
「四天王って言っても、三沢・川田・小橋・田上の四天王ではないから、ご安心下さい☆」
「この記事を読んでくれてる人たちが、着いてこれてるか不安しかないよ・・・」
 




   @ ランキング5位 『高橋タカヒロ』
 
 




   A ランキング4位 『伊集院マサオミ』

 
   


   B ランキング3位 『松永マミ』

 
   


   C ランキング2位 『佐藤 リョウイチ』



 
「この4人が、ゼロヨンレース界のトップに君臨する四天王になります。」
「あれ、ランキング3位のキャラクターは女子なんだね。」
「おっ、いいとこに目をつけましたね。」
「いや、別に褒められても・・・」
「実はこのキャラと対戦が決まると、ある条件を提示されるんです。」
「ある条件?」
「そうです。その条件がこちらです。」





慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』




「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「つまり、これはですね。」





「トランキーロ!!」



「おっ!?」
「つまり、2秒遅れでも勝てるように最速マシーンにチューンナップしとけってことだろ!!


「ザッツライ!!」






慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』   慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』




「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」





慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』   慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』




「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」





「・・・・・・時は来た!!」









「それだけだっ!!」








『慟哭』 青木千砂×羽鳥いつみ Hシーン



慟哭 『笹本梨代』 パンチラシーン     慟哭 『ノーマ・ウェンディ』 パンチラ&ブラチラ








「トランキーロ!!」







「トランキーロ!!」








慟哭 そして・・・ 『笹本梨代』




「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」



ぶはっ!! .;`Σ(´〃`*)





ぶはっ!! .;`Σ(´〃`*)


「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・ということで、いかがだったでしょうか、『ゼロヨンチャンプ』レビュー (鼻血を拭きながら)」
「だったでしょうか (鼻血を拭きながら)」
「このレビューを通じて、ゼロヨンチャンプの魅力が皆様に少しでも伝われば幸いです(鼻血を拭きながら)」
「幸いです(鼻血を拭きながら)」
「レースパートは当然のこと、アドベンチャーパートも遊び心満載で、最後まで飽きずに楽しめる名作だと断言できますよ。」
「ラストの衝撃で全てぶっ飛んだけど、名作ゲームの1つに加えても間違いない完成度の作品だね。」
「何よりも、限界まで速さを追求せずにはいられなくなるレースゲームでしたね。」
2秒ハンデを与えても勝てる速さを追求したくなるゲームだったね。」
「激しく同意。」
「ホント、それな。」
「ただ、操作に慣れない序盤は、レースに勝利する事も苦労すると思うので、まずは目指せ初勝利ですよ。」
「だね☆」
「ですです☆」
「ところで雪ちゃんは、いつになったら自分の人生で初勝利をあげられるの?
「・・・・・・・・・・・・。」



「34年たっても、未だに未勝利戦にエントリーしてるなんて

競馬の世界だったら、とっくに馬肉になってるよ?


「ト、ト、トランキーロ。あ、焦んなよ、ですよ・・・」



「いや、マジで焦った方がいいよ。」


「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「え、えっと、それではこのあたりで、このレビューも締めるとしましょうかね。」
「あいあい。」
「それでは最後に、このゼロヨンチャンプについて、3つ言わせて下さい。
「パチパチパチ。」
「1つ!」
「ひとーつ!!」


「このゲームは、制作者サイドの愛情たっぷりに作られている!!」

「作られている!!」
「2つ!!」
「ふたーつ!!」


「このゲームは、一切の無駄がなく、最後までアクセル全開で楽しめるのである!!」

「楽しめるのである!!」


「3つ!!!」

「みっつ!!」



「特にありません。」


「一体、誰がこのネタわかるんだよ・・・」
「ってことで、このゼロヨンチャンプは!!」
「ゼロヨンチャンプは!!」
「他のレースゲームとは!!」
「レースゲームとは!!」





「レベルが違うんだよ!!」







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