3月9日 もくようび
きたぞ、きたぞ、きたぞー!!!!



※ 極力ネタバレは抑えていますが、微妙に含んでいる部分もありますので、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。







「きたぞ、きたぞー!!!」


「え、なに、なに、急にどうした!?」


「え!?このセリフを聞いて何とも思わないなんて、今のあんたが一番醜いぜ!!」                  

「あの、初っ端から完全に迷子なんですけど・・・」


「海よりも深く、空よりも広い。そして母の温もりよりも暖かい。

  今宵はそんな至極のゲームを紹介をさせていただく所存でありますよ、隊長 ( ・∀・ )ゞ

「・・・・・・・・・・・・。」
「それでは、イッツ・ア・ショータイム!!」
「相変わらずテンションが醜いな・・・



サガ2 『タイトル画面』
タイトル Sa・Ga2 秘宝伝説
ジャンル RPG
発売日 1990年12月14日
対応機種 ゲームボーイ
発売元 SQUARE -スクウェア-



「あ、このタイトルは何となく聞いた事あるような。」


何となく?何となくってどういうことですか!?」

「え、なんで、いきなり怒られた!?」


「このゲームを知らないなんて、正気ですか!?

  『サガ2』は国民の義務と同義語なんですから、知ってなきゃおかしいですよ!!」

「いや、知らない国民の方が圧倒的多数だと思うけど・・・」
「もはや日本国民にとって、『読み・書き・サガ2』と言っても過言ではないでしょう。」





「いや、過言だろ。」




「ってか、25年以上も前のゲームだから、さすがにグラフィックは古くささを感じるね。」




「シャーラップ!!」



「ビクっ (*_*;
「『サガ2』。それすなわち、セピア色で彩られた懐かしき記憶に同じ。」
「え、なに、何で急に詩人口調!?」
「何年経っても決して色褪せない大切な思い出。そう、それこそが『サガ2』そのものなのです。」                             



「たいした思い出もない引きこもりが、何を偉そうに。」


「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「では、早速ストーリーから紹介していくとしましょう。」
「あ、流した。」









          






【ストーリー】
         ――ー秘宝――ー
         それは、世界を創った古き神々の残していった遺産。
         それは、素晴らしい力のシンボル。

         その遺産の多くは『秘宝』として、世界中に散らばっている。
         秘宝はそれぞれパワーを持っており、77個集めると『女神の像』になると言われている。
         
         その秘宝を巡って多くの者が争い
         ある者は秘宝を手にして、またある者は敗れ去り消えていった。
         そして、その力を使って、自らが新しい神と名乗っている者さえいた。

         秘宝を悪用しようとする者に渡さないために、そして行方不明となっている父親を探すために
         いま新たな戦いの物語が始まろうとしている・・・



「もうね、このゲームはとにかくストーリーがパーフェクトでエクセレントでマーベラスなんですよ!!」
「わかった、わかったって。」
「あのドラゴンボールでさえ7個集めれば良かったのに、こっちは77個も集めないといけないんですよ!?」
「いや、ドラゴンボールを比較対象にされても・・・」
「この時点で、このゲームの凄さが痛いくらいに伝わってきますよね (≧▽≦)
「え、あ、うん。そ、そうだね・・・」
「ですよね、ですよね (≧▽≦)
「だめだ、今日のテンションに、ついていける気がしない・・・」



『あっと驚かされるシナリオ展開』の連続に胸が熱くなり

   『ついつい涙してしまう感動的なシーン』に心が奮え

   『いままでの全ての伏線を回収する物語のクライマックス』に魂がタギりまくりですよ!!」


「落ち着け、長文過ぎて何も頭に残らないって。」


「つまり、この3つの頭文字を縦に読めばわかる通り『あつい』んですよ、このゲームは!!」






「わかりやすいようで、わかりにくいィィ!!??」




「このストーリーの完成度たるや、世界最高傑作と称される『モナリザ』に匹敵するといっても、過言ではありませんよ。」





「いや、過言だろ。」




「ってか、ストーリーの完成度が高いのはわかったけど、そもそもどんなゲームなの?」


「ふふふ・・・よくぞ聞いてくれました。

  ストーリーだけじゃなく、全てが神懸かっている『Sa・Ga2』の神髄。これからじっくり語り尽くすとしましょうか。」

「あ、何か余計に火を付けちゃったかな・・・」


「世界中の全ての人が知っている事より、たくさんのことを知ったような気分にさせてやるぜ!!」

「さっきからちょいちょい織り交ぜてくる、決め台詞ウザいな・・・」









          




「フィールド移動型の、オーソドックスなRPGなんだね。」
「そうですね。ただ他のRPGと違って、主人公も含めて、自由にパーティーのメンバーを組むことができるんです。」
「へー、そうなんだ。」
「職業は『人間(男・女)』『エスパー(男・女)』『メカ』『モンスター』の6種類の中から自由に組み合わせられます。」
「ふむふむ。」


「当然それぞれの職業や性別によって、キャラクターの個性が全く異なりますので

  周回プレイをする場合も、新鮮な気持ちでプレイできますよ。」

「確かに、自由度が高いね。」
「主人公以外のメンバーを全て女性キャラにするハーレムプレイもお手の物ですぜ、お兄さん ( ̄ー ̄)b
「はぁ、そっすか・・・」


「ちなみにリメイクされたDS版では、職業だけでなく、キャラクターの容姿まで細かく選択出来るので

 ハーレムパーティーに加えて、全員が眼鏡っ娘という、ドリームパーティーの結成が可能となるとです!!」






          







「眼鏡っ娘は世界を救うとです (≧▽≦)」


「性癖のクセが凄い。」
「『眼鏡』。それすなわち、女性における最高のアクセサリー。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「何年経っても決して色褪せないアクセサリー。そう、女性にとって眼鏡こそが本体そのものなのです。」




「どうしよう、発言がカオス過ぎて、かける言葉が見つからない・・・」



「このように、自由にパーティーが選べるだけでなく、他にも革新的なシステムが多く取り入れられているんです。」
「何事もなかったかのように、次の話題へ行ったな・・・」





          




「『武器』や『回復アイテム』、身を守る『盾』などに、『使用回数』が決められているんです。」
「ってことは、強い武器を買えば、それで安泰ってわけじゃないんだ。」
「そうなんです。当然強い武器は値段も高い上に、攻撃可能回数も少ないので、バランスを考えながら戦う必要があるんです。」
「そう考えると、結構奥が深いね。」
「そして何より、当時のRPGとしては珍しく、『レベル』という概念がないんです。」





          




「敵を倒しても経験値は得られず、その代わりにランダムでステータスが上昇していきます。」
「確かに、当時にしては珍しいシステムだね。」
「そしてこれは、戦闘中に使用した武器によって、上昇するステータスが異なるんです。」
「ん、どういうこと?」


「例えば『ロングソード』で攻撃したら『力』が、『レイピア』なら『素早さ』が

  『魔法攻撃』なら『魔力』が、『盾』を使用すれば『防御力』が上昇するって感じですね。」

「ってことは、ある程度自分のプレイスタイルにあわせて仲間を成長させられるわけだ。」
「そうなんです。まさに、あなた好みに育ててね☆ってことですよ (≧▽≦)



「キモっ・・・」


「ちなみに、エスパーの場合、最大4つまで『特殊能力』を覚えることが出来るんです。」










「この特殊能力も、他のステータスと同様に、戦闘終了後にランダムで習得します。」
「なるほど。」


「ちなみにこの『特殊能力』には、攻撃魔法や回復系の魔法の他にも

  属性攻撃に対する『耐性』が身についたりもして、その種類は多種多様なんです。」

「先生、質問があるんですけど?」
「ん、なんだね、バネくん。」
「最初に4つ習得した時点で、それ以降は習得する事ができなくなっちゃうんですか?」


「おっ、いい質問だね。確かに、この特殊能力は最大で習得できるのは4つまでですが

 それ以降に新しく覚えた能力は、これまでに覚えた古い能力と入れ替えて習得する感じになります。」

「そっか、それなら安心だね。」
「とは言え、どの能力を習得するかはランダムなので・・・」










「強力な魔法を失う代わりに、『×ほのお』といったような、属性攻撃に対する弱点を習得する場合もあります。」





「わざわざ弱点を新たに習得するなんて、よっぽど辛い出来事でもあったのかな・・・」




「きっと、一生消すことの出来ないトラウマを植え付けられたんでしょうね・・・」
「心中お察しします・・・」
「ですね・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「あ、そうそう、先ほど説明したランダムで上がるステータスのことで、伝え忘れたことがあるんですけど。」
「ん、なに?」
「んー、これは口で説明しても伝わりづらいと思うので、実際にプレイしてみますね。」
「世間ではそれを、文章力が乏しいと呼びます。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「それでは、1時間ほど敵を倒して、いわゆるレベル上げ作業をしてみますね。」
「否定はしないんだ。」





−−−−− そして、1時間後 −−−−−















「なぬ Σ( ̄ロ ̄)」
「能力値の上昇がランダムってだけあって、どれだけ敵をなぎ倒しても、なかなか上がらない時も多いんですよね・・・」
「レトロゲーム恐るべし・・・」
「まぁ、この黙々とモンスターを倒し続けて、少しずつ成長させていくのも、ある意味快感ですけどね ( ̄ー ̄) ニヤリ」
「ドM耐性恐るべし・・・」


「ちなみに、『モンスタータイプ』の仲間の場合は、敵を倒しても能力値は上がらず

 その変わりに、倒した敵モンスターの『肉』を食べる事で、姿や能力を進化させていきます。」











         




「このように、倒したモンスターの肉を食べることで、新しいモンスターに変化させていきます。」
「倒した相手の肉片を喰らうってことか。」
「ま、まぁ、そう言っちゃうと、途端にグロくなっちゃうんでアレですけど・・・」





「ってか、ホンコンB型の肉とか食べて大丈夫なの!?」





インフルエンザをも凌駕した強靱な肉体を手に入れてやる!!っていう意思表示ですかね・・・」

「毒を喰らわば、皿までってことか。」










「まぁ、強くなりたくば、喰らえってことで・・・」
「バキの世界観だな。」


「とまぁ、そんな感じで、いろいろと試行錯誤しながら物語を進めていくんですが

  秀逸なシナリオに加え、ゲームバランスも絶妙で、プレイする手が止まらずサクサクと進められますよ。」

「確かに。」
「BGMも神曲ばかりですしね。」
「ゲームボーイでこのクオリティーは、さすがスクウェアって感じだわ。」





サガ2 『オーディン』



SaGa2 「あなたは、悪酔いなさいますか?」          






「シナリオ、BGM、ゲームバランス、そしてそれを彩るキャラクターたち。そのどれもが一級品で

 途中で中弛みする事なく、最後まで飽きずにプレイできるゲームボーイ屈指の名作ゲーム『Sa・Ga2 秘宝伝説』

 このレビューを見て気になった方は、是非ともプレイしてみて下さい。決して損はさせませんよ。」

「まぁ、このレビュー見て心が動かされた奇特な人がいるかは疑わしいけど、確かに名作ゲームだと思うよ。」
「ってことで、長い間ご静聴ありがとうございました!」
「したっ!!」
「また、次回の名作ゲームレビューでお会いしましょう!」
「しょうっ!!」
 




 
 
「ってか、今更なんだけどさ。」
「ん、どうかしました?」


「あの当時は、ゲームボーイのカセットの小ささに驚かされたんだけど


今見ると結構大きいんだね・・・」


「時代の流れを感じますね・・・」


「あの当時は、ゲームボーイをプレイしていても何とも思わなかったけど




もうボクたち、ボーイじゃないんだよね・・・」




「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「時代の流れを感じますね・・・」




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