2月17日 すいようび
お待たせしました。え?待ってないって?・・・





たいっっっっへん、長らく長らく長らくお待たせしました!!!!!

 本日は、『摩訶摩訶日記』の第25話をお届け致します!!」

「あ、まだこのコーナー続いてたんだ?」
「いや、ホントそう言われても仕方ないくらい、前回の更新から間が空いてしまっていますので・・・」
3年以上も間が空いてるなんて、HUNTER×HUNTERを遙かに凌駕してんじゃん。」
「返す言葉もありません・・・」
「んで、次回は早く更新するんだよね?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「するんだよね?」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ね?」
「・・・・・できる限り善処致します。」
「ってことで、大変長らくお待たせしましたが、『第25回摩訶摩訶日記』。お暇な方はご賞味下さいませ。」
「ちなみに、バックナンバーはこちらからお楽しみ下さいませ。」





第25話 「薄れゆく記憶の中でその瞳に映るもの」

                


かつてはこのサイトのメインコンテンツだったにも関わらず
いつしか人々の記憶から失われていき、なんなら自分自身の記憶からも失われつつある
摩訶摩訶日記も、まだまだ終わりの見えない第25回です。


さてさて前回は、『はりてババァ』両腕を切り落とし
その切り落とした張り手を利用して空を飛ぶという
狂気としか思えない発想を思いついた主人公一行。

ウルウルボーイが抜けた穴を埋めるべく
新たに仲間に加わった『マイケル』と共に、マカマカ博士の野望を打ち砕くため
『モンテシカゴの町』の北東に位置する、『魔の谷』へと向かうのでありました。




    

何度見ても、斬新過ぎる空中遊泳。


この開き直り感半端ないグラフィックを前にすると
自分が抱えてる悩みが、いかに小さかったのかを思い知らされますね。


多くのRPGで、ストーリーの終盤に登場する、空を飛べるアイテム。
そしてそれは、この『摩訶摩訶』でも登場したわけですが
それは、アイテムと呼べるほど生優しいものではなく


主人公自らが空に飛ぶという潔さ。


そして、その空を飛ぶ動力が、切り落とした老婆の両腕ってんだから
さすがに震えたぜ。


さらには、この羽ばたいている主人公の背中に
3人の仲間が乗ってるってんだから



震えが止まらねぇぜ。



そんな不可能を可能とした、空中遊泳をのんびりと堪能していると
ようやく見えて来ましたよ、最終目的地となる『魔の谷』が。

この谷を抜けた先に、諸悪の元凶である『マカマカ博士』がいるようなので
覚悟を決めて、このまま一気に乗り込んでやろうじゃありませんか!!


野郎ども、覚悟はいいか!?




山は越えられるのに、谷は越えられない。


山は余裕で飛び越えられるのに、谷を越えるのは不可能でした。
言葉も出ない程に素晴らしすぎる張り手の仕様です。

このゲーム中での「高さ」の概念が破綻している気がしますが
そもそもゲームのグラフィックも破綻しているので
この紫色の部分が、本当に「谷」なのかも怪しいところですけどね。



グラフィックが破綻していてもいいじゃないか。摩訶摩訶だもの。



ってことで、自由を手に入れたはずなのに、不自由を強いられるという
よくある曲の歌詞みたいな状況に陥りましたが
何はともあれ、鼻歌でも歌いながら、行けるところまで行ってみたいと思います。


山を越え〜、谷を避け〜♪
魔の谷までやってきた〜♪ 摩訶摩訶くんがやってきた〜♪





あ、何なら城も越えられませんよ?


な、何だ、この・・・

セーターの袖口から糸がほつれていて、ハサミで切っても切ってもほつれてくるので
「いけるとこまでいったれ!!」と、意を決して糸を引っ張ったら
すぐに「グッ!!」ってなって止まった時のような感覚は・・・!?




・・・・・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・。



・・・・・。



例えが伝わらなくてもいいじゃないか。文才ないんだもの。



さてさて、『谷』どころか『城』までも、張り手で飛び越える事が出来ませんでしたが
いかにも入って下さいと言わんばかりのこの城は
最終目的地『魔の谷』の入り口のようなので、意を決して城内に突入するとしましょう。




3匹の人面コウモリが通せんぼ。


この城の内部は、ダンジョンのような構造になっているようですが
入り口には3匹の人面コウモリが立ち塞がっており
城内に入る事を邪魔され、中に入る事が出来ません。



俺たちが、これまでに一体どれだけの数の敵を
なぎ倒して来たと思ってるんだ!?

お前らのような、数あわせで登場したような雑魚共など
簡単に捻り潰してくれるわ!!




・・・・・と、思うわけですが
平和主義を好む主人公一行には、そんな選択肢はありませんので
とりあえず、彼らに話し掛けて事情を聞いてみるとしましょう。




ですよねー。


コウモリに話し掛けて、ヒントをもらおうなんて思っていたさっきまでの自分を


全力でぶん殴ってやりたい気分です。


え?普通に考えて、コウモリに人間の言語が通じるわけないでしょ?
マジで何考えてんの?



という制作者サイドの無言のメッセージ。

しかと受け止めたぜ!!







もう何もかもどうでもよくなってしまう気持ちは痛いくらいわかりますが
せっかくここまで辿り着いたことですし
このダンジョンの周囲を探索して、何か手掛かりがないか調べてみましょう。



城内の周辺でも敵は襲ってきます。
しかも、なかなかの強敵ぞろいなのでご注意を。


当然、敵は普通に襲ってきますし
強敵な上に、相変わらずのえげつないエンカウント率なので
残りHPには充分に注意を払いながら付近を探索しましょう。


何せ、主人公の守備力がゼロになるという
凶悪なバグによって限りなく一般人に近付いていますので・・・



そんな感じで一通りダンジョン周囲を探索しましたが
手掛かりになるようなものは特に見付かりませんでした。


大人しく外に出ようと、最初に入ってきた入口まで戻ってみると・・・



あれ?何か足りなくないか?



えーっと、なんだっけ?
何かが足りないような、、、思い出せないな・・・




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



・・・・・・・・・・・・。



・・・・・・。



あ、わかった! 思い出した!!



     

コ、コ、コウモリがいなくなってる!?



な、何が、起きた!?
それらしいことは、
何もやってないはずなのに・・・!?


この城に突入するために
このコウモリのイベントは、大きな謎解きの1つのはずなのに
まさかその謎の答えが

この付近で敵と遭遇する事だったなんて。



斬新だ、斬新過ぎる・・・




斬新過ぎるバグだ!!





ってことで、このまま普通に城の中に入る事が出来るので
いくつかのイベントをショートカットする事ができますが

その後に笑えないバグが待ち受けていても嫌なので
きちんとした攻略方法で、ゲームを進めるとしましょうかね。


ちなみに、1度城から外に出れば、きちんとコウモリは復活して
通せんぼしてくれますので、ご安心を。

そして、また敵と戦闘すれば、きちんと消えてくれますので、ご安心を。


とまぁ、そんな感じで、この場所に留まっていても
摩訶摩訶の神髄は十分に堪能する事は出来ますが
ここを突破するための手掛かりは、見付かりそうもありません。

幸い、この場所から少し南下したところに町が2つありましたので
ひとまず、そこで情報収集をするとしましょう。そうしましょう。



      


『カンサスの村』『ホテルレッドプリンス』と名付けられた、この2つの場所では
相変わらず情報が乱れ飛んでいます。

幸い、ガチでどうでもいい情報と
ガチで重要な情報の両極端な情報で溢れ返っていますので
重要な部分な情報を中心に整理してみましょう。


1.ここから南東にある草原の中に『大きな木』が立っている。
2.その木の周りをぐるぐると回っていた人の姿が、急に見えなくなった。
3.『おいなりさま』の大好物は『あぶらあげ』である。
4.『魔の谷』の入り口には、『暗黒城』という城が立っている。
5.『暗黒城』に住み着いている吸血鬼『ドラキュエ』は人の生き血を吸って生きている。
6.ドラキュエに血を吸われた者は、とても悲惨な顔にされてしまう。
7.伝説によると、ドラキュエは『ニンニク』が苦手らしい。
8.マカマカ団の中には、前世と今の時代を行ったり来たりしている者がいるらしい。



情報が乱立しすぎて、まず何から手をつけたら良いのか
わからなくなってしまいがちなので、要約すると


「『暗黒城』には吸血鬼『ドラキュエ』が住み着いていて、そのドラキュエは『ニンニク』が嫌い。
その『ニンニク』の情報を得るには、ここから南東にある『大きな木』がある場所まで行け。」



ってことになります。



ちなみに、この『ホテルレッドプリンス』では
現在『1シルバー』で、ホテルに泊まれるというお得キャンペーン中を実施しているようです。

まぁ、だからと言って、通常でも『100シルバー』程で利用出来ますので
ゲームも終盤に差し掛かり、お金も余りつつある現時点では
特に何の魅力も感じませんので、早々に立ち去ろうとしたのですが


(ホテルに泊まらずに)ここから先に進みたきゃ、俺を倒してからいきやがれ。


と、言わんばかりに、村人総動員でホテルを勧めてきますので
ここは大人しくホテルに泊まって、旅の疲れを癒やすとしましょう。


このホテルに泊まると、主人公が見ている夢が、映像として映し出されます。
その夢の中の主人公は、前世の『シャルム王子』時代の姿をしており
そして何やら、ガールフレンドの前世の姿である『レミア姫』と言い争いをしているようです。



        

そりゃあもう、完膚なきまでに罵倒されます。


女子から罵倒されることは、個人的にはむしろご褒美なんですが
どうやら主人公は、まだその領域に達していないようで
この罵倒の嵐には、かなりこたえた様子。


ちなみに、この夢の中では耳を塞ぎたくなるような衝撃の事実が語られており
それによると、主人公の前世である『シャルム王子』
勇敢な戦士なんかではなく、戦場で逃げ回っていた腰抜けだったようです。
そして、それは『呪われた宿命』として、現世でも背負わされているとの事でした。


確かに現世においても、主人公ながら守備力ゼロという状況で
敵から逃げ回っている腰抜けっぷりは
安西監督もびっくりするくらい、まるで成長していませんね。







ところで、皆様はこの一連のやり取りを見て
村人総動員で、このホテルに泊まらせようとしていた理由を
お分かりいただけたでしょうか?


え?この夢のイベントを見せる事で
「主人公は前世からの『呪い』という宿命を背負わせている。」
という事を伝えたかったから、だって?



甘い、甘過ぎる!!

一体オマエらは、何年この摩訶摩訶日記を見てきてんだ!?



これは、主人公の守備力がゼロとなるRPG史上類を見ない凶悪なバグは
前世からの『呪い』なのであり、これは決してバグ何かじゃない。



仕様である。



という制作者サイドの無言のメッセージ。

しかと受け止めたぜ!!







さて、何年もこの摩訶摩訶日記を見続けさせられているのは
お前が何年も更新しないからだろ
という、皆様からの無言のメッセージには耳を塞ぎつつ
先ほど得た情報を元に、ここから南東に生えているという『大きな木』がある場所まで向かうとしましょう。



あからさまに怪しい木が生えています。

『カンサスの村』から南東に進むと
いかにも調べて下さいと言わんばかりの
1本の大きな木が立っています。

先ほど『カンサスの村』で得た情報によると
この大きな木の周囲を、グルグルと回る事で
『何処かに行くことが出来る』ようなので、さっそく実践してみるとしましょう。


すると・・・



  

何と、隠された集落が入る事ができました。

この『隠れの森』と名付けられた集落の人々は
地上の人々から姿を隠して、ひっそりと暮らしているようですが
単なるモブキャラに入村方法がバレているという斬新な村でもありました。


ということで、今度はこの『隠れの森』で、本日2度目の情報収集をしましょう。
この場所でも、これでもかってくらいの情報が盛り沢山です。

1回分の情報をまとめるだけでも、かなり大変な作業なのに
まさかそれを1日に、2回もやらされる事になるなんて・・・



も、もう、今回だけなんだからねっ!?



1.この村の先祖は、世を捨ててこの『隠れ村』を作り上げた。
2.ニンニク大明神さえ復活すれば、ドラキュエをのさばらせておかないのに。
3.最近、ニンニク大明神様は、口も聞いてくれなくなってしまった。
4.ニンニク大明神様の祠に入るには、『祈りの書』を使用し、お祈りを捧げなければならない。
5.ニンニク大明神様は女の子は以前は女の子が苦手であった。
6.今は4人の美女に囲まれて生活している。



これらの情報を整理すると


「ドラキュエの苦手な『ニンニク』の事は、『ニンニク大明神様』が知っている。
ただし、ニンニク大明神様がいる『祠』に入るには『祈りの書』が必要である。」


ってことになります。


これで、ようやくこれまでの情報が、点から線へと変わり、話の流れが見えてきましたね。
ってことで、今回のまとめと次回への対策!!


悪の親玉マカマカ博士がいる『魔の谷』の入り口にそびえ立っている
『暗黒城』のボス『ドラキュエ』を倒すのに必要な『ニンニク』に関する情報を知る
『ニンニク大明神様』に会うために、『祈りの書』を手に入れにいきましょう。



文章にしてしまえば、僅か105文字でまとめる事が出来る程度しか
ゲームは進行していないはずなのに

これを文章にするのに1172日も費やした、自分の文才のなさを恨む。



ってことで、この続きは次回をお楽しみに!!



え、その次回がいつになるかだって?



甘い、甘過ぎる!!

一体オマエらは、何年この摩訶摩訶日記を見てきてんだ!?




次の更新は、1172日後に決まってんだろ!!



え、ヤダ、冗談だってば・・・
ガチで石投げないでよ・・・
ホントだって、ホント。次回はもうちょっと早く更新するって・・・





To Be Continued・・・






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