2月25日 すいようび
たかがエロゲーと侮るなかれ。名作ゲームは数知れず。


※ 微妙なネタバレを含んでますので、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。



「さてさて今回は、遊べるエロゲーを数多く手がけている『ソフトハウスキャラ』のゲームを紹介したいと思います。」
「パチパチバチパチ。」


「これまでに、少なくとも150本以上のエロゲーをプレイしてきましたけど

  それらの中でも、このゲームの熱中度は群を抜いてるんです!!」

「そんなことより、どんだけエロゲーやってんだよ・・・」
「ってことで、四の五の言わずに、早速このゲームの魅力を紹介していきますね。」
「おねげぇするっす。」


タイトル 巣作りドラゴン
ジャンル 巣作りシミュレーション
発売日 2004年06月25日
対応機種 PCゲーム(アダルトゲーム)
発売元 ソフトハウスキャラ


「今から10年以上前に発売されたゲームなんですが、間違いなくエロゲー史にその名を刻んだ名作ゲームなんです。」
「おー、かなり古いゲームを引っ張り出してきたね。」
「発売当時は大学生だったんですが、ろくに学校にも行かずに、毎日廃人になるまでプレイしてしまう程の名作っぷりでした。」
「そうか、そんなに前から、君は道を踏み外していたんだね・・・」


「今回のレビューを作成するにあたって、10年ぶりにプレイしたんですけど

  このゲームの輝きが全く色褪せてなくて、何だか無性に嬉しくなりましたよ(≧▽≦)

「そっか、そっか。」
「それと同時に、引きこもっていた大学当時の記憶も全く色褪せてなくて、何だか無性にやるせない気持ちになりましたよ・・・
「その時の記憶は、多少なりとも色褪せてたら良かったのにね・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「あんな無味無臭の大学生活こそ、本当のクソゲーですよ・・・」
「あぁ・・・」
「まぁ、それでも、エロゲーという精神的支柱があったから、毎日笑顔で過ごせましたけどね・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」
「今ではNMB48という支柱も加わってますから、無敵ですけどね。あは・・・、あはは・・・、あははは。」
「どうしよう、掛ける言葉が見付からない・・・」
「それでは、当時の自分に笑顔を与えてくれた、このゲームのストーリーを紹介していきましょうかね・・・」




         舞台は中世ヨーロッパ風。
         
         竜族の男(主人公)は、結婚する為に巨大な巣(ダンジョン)と
         たくさんの財宝を所持しなければいけませんでした。
         その為、主人公は単身で人間の住む地域に行き、巨大な巣を建設して財宝を集める事にしました。

         しかし、巣を作って間もなく、ドラゴン退治を目指す勇者や、ドラゴンを邪魔者扱いする村人達。
         ドラゴンが貯めた財宝を狙う盗賊や冒険者がやってきました。
         これでは安心して巣を空にする事もできず、財宝も集まりません。
         そこで、主人公は侵入者退治の為に魔物を雇い、巣に罠を張り、近隣を脅しては巣に近づけないようにしました。

         そうして地盤を固めてから、主人公は財宝を集め始めます。

         巣の内外で金鉱を探し、農耕を始め、森を伐採してタンスを作ったりしながら財産を集めまくりました。
         もちろん、侵入者達を撃退した時に身包みを剥ぐのも忘れません。
         ついでに女性なら、結婚した時の夜の練習相手にもしました。

         見事、意中の許婚と結婚できるのか。それとも、また別の女性と熱い出会いをするのか・・・・・・
         竜族の男が人間界で起こす珍事業&たぶんラブストーリーです。

        (公式HPより)


「まぁ、簡単にまとめると『資金を集めて、自分の巣(領土)を拡大して、最後は意中の相手と結婚しましょう』って事です。」
「ふむふむ。」
「そんな感じで、ゲームの目的が明確なので、オープニングからエンディングまで、とにかく単純作業の繰り返しなんです。」
「え!? 単純作業の繰り返しだったら、すぐに飽きるんじゃない?」
「ふっふっふ・・・、実はこの単純作業は、飽きるどころか、やればやるほど逆に燃え上がるんです!!
「うぉ、急にスイッチ入ったな・・・」
「そう、この燃え上がり方はまさに、知れば知るほどヲタ魂を燃え上がらせるNMB48の如し!!
「・・・・・キモっ。」
「それでは、このハマらずにはいられない『巣作りドラゴン』で行う工程は、大きく分けると次の5段階になります。」





        @  街を攻撃する。


        A  自身の巣(領土)に攻めてくる侵入者を撃退する。


        B  戦闘を有利に運ぶために、巣の増改築を行う。


         C  戦闘を有利に運ぶために、モンスターを召喚する。


         D  結婚相手を見つけて、結婚式をあげてエンディングを迎える。






「上記の@〜Cの工程を繰り返して、最後に特定のヒロインとの『結婚コマンド』を実行するとエンディングです。

  ちなみに、どれだけ『巣』を拡大していても、期日までに結婚相手が見つからないとゲームオーバーとなるので注意が必要です。

「先生ー、質問があるんですけどー。」
「ん?何ですか?」
「先生は、いつになったら結婚コマンドが実行できるんですか?早くしないと、先生の人生がゲームオーバーになっちゃいますよ?
「心配ご無用。NMB48のみんなが『恋愛禁止ルール』を守っているのに、自分だけがルールを破るわけにはいきませんので (´ー`)フッ
「あぁ、もう人としてゲームオーバーしてたんだ・・・」





     





「とにもかくにも、『街』を攻撃する事から全てが始まります。」
「主人公が悪者っていう設定は、何気に斬新だな。」
「街を攻撃することで、『貢物(資金)』『生け贄』を得ることができ、それと同時に人々の『恐怖』が高まります。」
「ふむふむ。」
「ふっふっふ・・・、俺様がこの街を恐怖のどん底に落としてやるぜ、って台詞を思わず口走りたくなりますよね(笑)」
「何故だろう、雪ちゃんがそのセリフを言っても、小物感しか感じない・・・」
「基本的には毎ターン、街を攻撃する事になるんですが、攻撃するためには『魔力』が必要となります。」





     





「当然、ここで消費する魔力が大きければ大きいほど、より多くの被害を街に与えられます。
「ふむふむ。」
「とは言っても、ただやみくもに街を破壊してしまうと、献上される『貢物』も減りますし、人々の『恐怖』も半端なく上がってしまいます。」
「なるほど。」


「なので、それぞれの街や城ごとに設定されている、『耐久力』『障害物』の種類などを見極めて

 その耐久力に応じた『魔力』を消費して、街を全壊させない程度に、ちょうどいい具合の被害を与えるのがポイントです。」

「絶妙な力加減が大切ってわけか。」


「ちなみに『魔力』は、『休憩』コマンドの実行や、巣作りで『発電室』を設置する事で回復させる事が出来ます。

  まぁ、もっとも『休憩』ではたいした魔力は回復しないので、中盤からは殆ど『発電室』頼みになりますけどね。」






     



  

「攻められた街も、ただ黙って搾取されるわけではありませんので、全力で反撃してきます。
「まぁ、そりゃそうだよね。」
『侵入者データ』のアルファベットと数字が、侵入者の『強さ』『人数』を表し、その隣にあるのが所持してる『スキル』となります。」
「とんでもない数の、民間人の恨みを買ってんじゃん。」
ふっふっふ・・・、どれだけの人数で攻めて来ようが、返り討ちにしてくれるわ、って台詞を思わず口走りたくなりますよね(笑)」
「何故だろう、やはり小物感しか感じない・・・」
「ちなみに、ここで攻めてくる侵入者の『強さ』『人数』が、『恐怖』の数値に関わっているのです。」
「なるほど、街人の恐怖心が高ければ高いほど、強力な侵入者が数多く攻めてくるって事につながるわけね。」
「だた、恐怖心とは関係なく、特定の地域を特定回数攻撃する事で、強力な侵入者が攻めてくるので注意が必要です。」





     





  


「女性剣士『フェイ』は、序盤から出現させてしまうと、あっという間に巣を壊滅させられる程の戦闘力を持っていますし

  比較的終盤で出現する魔導士『ドゥエルナ』も、半端な戦力では、見事なまでに返り討ちにあいます。」

「確かに、それは気をつけないといかんね。」
「なので、そんな強力な敵に攻められても、屈しないように自軍を強化する必要あります。」
「ふむふむ。」
「それでは続いて、このゲームの核となる『巣作り』『モンスター召還』を、順番に説明していきましょう。」









     



  

「自分の巣(領土)を、侵入者から守るために、罠や設備を増改築し、巣を大きくしていきます。」
「ふむふむ。」


「増築できる巣の部屋の種類は、大きく分けて『待機部屋』『罠部屋』『その他の部屋』の3種類に分類されていて

  それぞれの種類は、一定条件をクリアしていくたびに、徐々に開放されていくシステムになっています。」

「なるほど。」


『罠部屋』が多い方が、戦わずして侵入者にダメージを与えたり撃退できますし、『待機部屋』が多ければ多いほど

  自軍の『モンスター』を多く配置できるので、侵入者を全滅させやすくなります。」

「バランスが大切って事だね。」


『その他の部屋』に関しては、捕虜を捕らえておく『牢獄』や、仲間モンスターの能力を上げる『戦闘管理室』『休憩所』

 罠の発動率を上げる『罠補修所』や、魔力を増幅させる『発電室』など、様々なジャンルの部屋を設置できます。」

「これだけ設置できる部屋の種類が多いと、巣作りにプレイヤーの性格が大きく反映される感じだね。」


「そうですね。自分の場合は『罠部屋』を至る所に設置するがお勧めですね。これがあれば戦わずして敵を撃破できますし

  何より侵入者が自分のしかけた罠にかかって撤退していく姿を眺めているのが、たまらんのですよ・・・ ( ̄ー ̄)ニヤリ

「あぁ、もう人としてゲームオーバーしてる人だったか・・・」
「そんな感じで、ある程度『巣』を整えたら、今度は直接迎撃するための『モンスター』を召還します。」









     



  

「召還したモンスターは、『費用』を払って『雇用』していきます。」
「ふむふむ。」
「このモンスター召還も、巣作りと同じで、つぎ込んだ資金によって、召還出来るモンスターの種類が増えていくんです。」
「やればやるほど・・・って感じか。」
「ですね。それぞれのモンスターで特徴がありますので、これも自分のプレイスタイルに合わせた軍団結成ができるんです。」
「なるほど。」


「モンスター1人1人を自由に動かす事は出来ないんですが、『行動』『撤退方法』『(出撃の)優先順位』などを

  細かく指定出来ますので、配置場所や、出撃順を、ある程度は思い通りに動かしていくことが出来るんです。」

「戦闘を有利に進めるために、モンスターの配置場所や出撃順も、重要な意味を持ってくるってわけね。」
「そんな感じで、巣を整えて、モンスターを配置したら、ようやく侵入者を迎え撃つ事が出来ます。」





     





  
「戦闘画面は、左の画面にあるように、リアルタイムで進行していきます。」
「あ、『ctl』ボタンで、戦闘の高速化も出来るんだ?」
「戦闘回数も多いので、毎回まともにやってら時間もかかりますので、こういった細部に渡る気遣いが名作たる所以なんでしょうね。」
「確かに、雪ちゃんにはない気遣いだね。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「戦闘終了後には、『結果報告』で詳細を確認できます。」
「あ、流した。」











  
「侵入者を撃退する事によって得られた『強奪金』や、『捕虜の数』などの確認が出来ます。」
「あ、モンスターってレベルアップするんだ?」
「そうなんです。撃破した侵入者に応じて経験値が得られるので、モンスターもレベルアップして成長していきます。」





     





  
「最初はどのモンスターも『レベル1』なので、気に入ったモンスターは、どんどんレベルを上げていきましょう。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ゲームの『周回特典』として、モンスターのレベルを引き継ぐ事ができますので、愛着のあるモンスターはずっと使う事ができますよ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「ん? どうかしました?」
「・・・・・モンスターの名前が、何かおかしくない?」


「あっ、気付きましたか!?  そうなんです!!何とこのゲーム、雇ったモンスターの『名前が変更出来る』という

  素晴らし過ぎる神機能が備わっているんですよ!!」

「神機能って・・・」
「主力モンスターは、当然の如く自分が愛して止まない『NMB48 チームM』のメンバーの名前に変更済みですよ (≧▽≦)」
「・・・・・・・・・・・・。」
「NMBヲタのための、こういった優しい気遣いは流石ですね☆」
「いや、NMBヲタのためじゃないと思うけど・・・・」
「あ、そうそう、1つ言い忘れたんですが。」











  
「侵入者に撃退されれば、当然のごとく死亡しますし、復活も出来ません。
「えっ、復活出来ないのに、まおきゅん(三田麻央)が死んでんじゃん、いいわけ!?」
 


  
            三田麻央さん(当年19歳) NMB48 チームM所属
   

「惜しい人材を失いましたが、悲しいけどこれ戦争なのよね・・・
「心なしか、あまり悲しんでないように見えるんだけど・・・」


「ちなみに、レベルが1つ上がるごとに、『HP+1』され、その他にランダムで『攻撃力』or『防御力』が上がるんですが

 稀に『新しいスキル』を覚えることがあるんです。」

「スキル?」
「そうです。1体のモンスターにつき、最大3つまで『スキル』を習得する事が可能なんです。」











  


「覚えるスキルには、それぞれのモンスターごとにある程度の制約はありますが、『魔法』や『回復系』『補助系』『肉体強化系』など

  様々な種類のスキルの中から、ランダムで最大3つまでのスキルを覚える事ができるんです。」

「3つ以上覚えて、スキルを入れ替えたりすることは出来るの?」
「それは出来ないんです。3つのスキルを習得した時点で、それ以上習得する事はできないんです。」
「じゃあ、このランダムで覚えた3つのスキルが、そのモンスターの価値を決めるようなんもんだね。」
「ですね。なので、なるべく色々なジャンルの『スキル』を覚えられるのがベストですね。」











  
「3つのスキルを習得してからが、そのモンスターの本領発揮って感じです。」





「ってか、まおきゅん、3つとも同じスキル覚えちゃってんじゃん!!」





「悲しいけどこれランダムなのよね・・・」





「ってか、とんでもないモンスターにまおきゅんの名前付けてんじゃん!!」





「あはは、やだなぁ、偶然ですよ、偶然☆」
「何だろう、全く知らない子なのに、無性にまおきゅんを応援したくなってきたな・・・」


「ちなみにオススメのモンスターは、通常雇用可能なモンスターでは『ハンマースイング』『暗黒騎士』

  一定条件で解放されるモンスターでは、『漆黒の騎士』『忍・ザ・ゴールド』あたりが強いので、NMBのCD並にまとめ買いしましょう☆

「同じCDを何枚も買ってニヤけている、ヲタの気持ちが理解できない・・・」


「とまぁそんな感じで、巣に攻めてくる侵入者を倒してお金を貯めて、そのお金で巣を作り、その巣を守るモンスターを召還して

 より強力な侵入者に対抗するために、さらにお金を貯めて、巣を強化して、強力なモンスターを召還して・・・を繰り返すわけです。」

「確かにこれは単純そうに見えて、奥が深いね。」
「そんな感じで、一定期間を過ごし、そして一定条件を満たせばエンディングとなって、めでたしめでたしなのです☆」





「なるほど、多くのユーザーが熱中するわけだ。」



「長々と語ってきましたが、このゲームの魅力を伝えられて良かったです。」
「その想い、しかと受け止めた☆」
「あ、そうそう、最後に言い忘れていた事が1つあったんですけど。」









     

クーさん / ユメさん / ルクルさん





  




「悲しいけど、これエロゲーなのよね☆」







「見せて貰おうか、『ソフトハウスキャラ』のエロゲーの性能とやらを☆」






「説明不要の、男の浪漫ですな☆」







「浪漫飛行へ、イン・ザ・スカイですな☆」



「とまぁ、そんな感じで、様々なイベントをこなしたり、エンディングを迎えることで、より多くの浪漫に出会えます。
「よーし、それじゃ、さっそくプレイしてみよう♪」
「あ、ちなみに、『真の結婚エンディング』を迎えるなら、最低でも3周はプレイしないとダメですよ?」
「え!?そんなに?」
「え、そりゃそうでしょ、このゲームはNMB48の握手会と一緒で、周回プレイが前提ですから。
「握手会も周回プレイが前提なんだ・・・」











  
「年末にAKB48グループのCDの発売が重なったので、握手券が溜まっちゃってますよ(笑)」
「じゅ、16枚も・・・!?」
「1枚のCDに対して、1枚しか握手券が封入されてないですから、ついつい何枚も同じCD買っちゃいますよね(≧▽≦)」
「・・・・・・・・・・・・。」
「1回だけの握手では、その子の魅力がわかんないですからね☆」
「同じアイドルと何周も握手してニヤけている、ヲタの気持ちが理解できない・・・」


「さっきは『キャンパスライフは何もなくて悲しかった』なんて言ったけど、何もなく引きこもっていた毎日は

  今考えると、あの時の自分は『この時のためにお金を貯めていてくれたんだ』って事に、10年の時を経て気づきましたよ!!」

「・・・・・・・・・・・・。」
「ありがとう、あの日の自分!!」
「・・・・・・・・・・・・。」
「NMB48のみんな、またすぐに会いに行くからねー!!」







「悲しいけどそれAKB商法なのよね・・・」








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