「はぁー・・・」
	「ん？大きな溜息ついてどうかした？」
	「今度、職場の同僚の女の子が結婚するみたいなんですよ。」
	「おー、それはめでたいね☆」
	「何がめでたいもんですかっ！！！」
	「えっ？何故に怒られた！？」
	「ただでさえ若い女の子が少ない職場なんですよ！？ この意味がわかりますか！？」
	「い、いや・・・」
	「これでまた自分の可能性が１つ減ったってことですよ！？」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「ひょっとしたら、未来の自分の嫁になったかもしれないと思ったらっ！」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「万が一でも！ 嫁だっつー可能性があるのなら！！」
	「何か切ないよ・・・」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「他人の幸せくらい素直に喜ぼうよ・・・」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「自分だって３０歳になる頃には、素直に喜べるような大人になってるって思ってましたよ・・・」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「切な過ぎるよ・・・」
	「全くですよ・・・」

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