6月7日 もくようび
AKB48選抜総選挙、正直感動した。



「あ、あ、あっ・・・」
「ん?」

「あきちゃが、選抜から外れたーっ!?」
「おっ、今日もぶっ飛んでるねー。」
「これ程の衝撃を受けて、ぶっ飛ばずにはいられませんよっ!!」
「一般人からしてみたら、いまいちその衝撃度が伝わりにくいんだけど・・・」

「カラスにも分かり易く例えるなら

 1998年のワールドカップ予選の日本代表選考で、三浦知良が外れた時と同じくらいの衝撃ですよ。」
「うーん・・・」
外れるのは、あき・・・高城亜樹!! みたいな感じです。」
「魂みたいなものは、選抜のセンターに置いてきた、ってことかな。」
「ちなみに、北澤のポジションが秋元才加で、市川が佐藤亜美菜といったとろこでしょうか。」
「わかりやすいような、そうでもないような・・・」
「とにかく衝撃的だったってことですよ。」
「まぁ、それは何となく伝わってきたわ。」
「それと、あきちゃが選抜から外れた事以上に衝撃的なシーンがあったんですけど。」
「まだ何かあったの?」
「口で説明しても伝わりにくいと思うので、次の場面を見て下さい。」
「どれどれ。」


今回紹介するの彼女の名前は、小林香菜


AKB48の第二期生として、『チームB』に所属している。


過去3度行われた、選抜総選挙の結果は


全て圏外。



それらのことを踏まえた上で、次の場面を見てもらいたい。




AKB48 選抜総選挙 2012


「第41位。得票数7195票。AKB48、チームB所属・・・」







「小林香菜!!」




AKB48 小林香菜


名前を呼ばれた当の本人は

一瞬何が起こったのか、わからないような表情を浮かべる。





そして、おもむろに席から立ち上がり

ゆっくりとした足取りで、歩き出す。





ある1点だけを見つめて、駆け寄って行く。

その視線の先で、待つ人物。

それは・・・





秋元才加




AKB48 選抜総選挙 2012


2人で喜びを分かち合う。

同じ2期生として苦労を共にしてきた仲間として

そして、親友として。


AKB48 小林香菜_02


壇上でインタビューを受ける小林香菜の顔が

とても輝いて見えた。


AKB48 秋元才加_01


その姿を見届ける秋元才加も

輝いて見えた。





涙を流しながら、コメントするメンバーが多い中

彼女は涙を流すことなく、これまでの想いや、ファンへの感謝の言葉を述べる。

その中で、秋元才加とのエピソードを語る。


AKB48 秋元才加_02


それを聞いた秋元は

目に涙を浮かべる。





ステージの上から、秋元の涙を見た小林も

「なんで、あんたが泣いてんのよ・・・」

壇上からそう口にし、自らの目にも涙を浮かべた。





会場にいるファンからはもちろんのこと

同じメンバーからも、暖かい拍手が送られた。


そんな、小林香菜のインタビューだった。










「何だろう、AKB48の事はよく知らないけど、このシーンは胸が熱くなるものがあるね。」
「ですよね。」
「だね。」
「この2人って、今でこそ親友同士ですけど、初対面の時の第一印象は最悪だったみたいなんですよ。」
「へー、そうなんだ。」
「同じ苦労を、共に乗り越えるということで、真の友情って生まれるんですね。」
「だね。」
「友情っていいもんですね。」
「素直に、そう思うよ。」





メンバーの数と同じ数だけ、ドラマが存在する。


その1つ1つのエピソードが、胸を熱くさせる。


だからこそ、もっとAKB48の事を知りたくなる。


そして、知れば知るほど好きになっていく。


今日は、そんな、ちょっといいお話でした。






※ 決して、30歳にもなってAKBヲタ全開の自分を擁護しているわけではありませんよ?








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