3月26日 どようび
この支配からの卒業・・・


※今日の懺悔はまったくもっておもしろくもなんともないので、読んだり読まなかったりすればいいと思います。。。






「ただいま〜」
「おっ、今日は帰ってくるの遅かったね。」
「今日は専門学校の卒業式だったのです。」
「おぉ、おめでとう☆」
「生涯最後の学生生活が今幕を閉じました。」
「長い間お疲れ様だね。」
「大学の後に専門学校に通ってるから、人より長く学生生活を過ごしました。」
「小学校時代から数えて、合計17年間かぁ〜 長い間よくがんばったね。」
「今振り返ってみると、ホントあっという間でした・・・」
「過ぎ去った時間を振り返るときなんて、そんなもんだって。」
「まぁ、そうなんですけどね。。。」
「専門学校はどうだった?悔いのない学生生活を過ごせたかい?」
「あぁ・・・それがですね・・・」
「ん?何かあったの?」
「えっと、赤裸々に告白してもよろしいですか・・・?」
「いいよ。」
「えっとですね、ずーっと同じクラスに好きな子がいたのですが」
「おぉ〜 初耳。」
「はい、それでですね今日は卒業式なので もう会えなくなるわけなんですよ。」
「そうだよね。」
「なので、今日こそは今まで想いを伝えなければと思っていたわけです。」
「まぁ、最後だからね。」

「まぁ、無理なのは目に見えていたのですが、言わずに後悔するくらいだったら

 言って傷ついた方が何倍もマシだと思ってたわけですよ。」
「確かにそうだね。」
「んで、言わなきゃ言わなきゃって思っている間に少しづつ時間は過ぎていきました。」
「うん。」
「結局お別れの時は近づいてきて、その子も帰ろうとしていたのですよ。その時、ウチと目が合ったのです。」
「おぉ、チャンスだね。」
「それで、よし言おうって思ってたときに、向こうが先に口をひらいたのです。」
「何て言ってきたの?」
「 『じゃぁ、またね。』って。」
「あぁ・・・・」
「ウチも『また どこかでね。』って言ってお別れしました。」
「そっかぁ・・・・」
「こういう時って、なかなか言えないもんですね。改めて痛感しました。」
「まぁ、なかなかうまくいかないもんだよね。」
「こうして家に帰ってきた今でも、明日から学校が始まって、そしたらまたあの笑顔に出会えるような気がしてるんですよね・・・」
「うん・・・」
「今日でもう会うこともないのに、ホントなんだかなぁって感じです。」
「まぁ、それが青春ってヤツだよ。」
「自分でも青春してるなぁ・・・って思いましたよ。」
「人はそういうことをいくつも経験して大人になる生き物だからね。今回の事をまた次のステップに生かせばいいよ。」
「わかってはいるんですけどね・・・ちょっと泣きそうです。」
「今日はもう何も考えずにゆっくり休みな。明日からまた新たにがんばっていこ。」
「そうします・・・」
「何はともあれ長い間学生生活お疲れ様だね。4月から社会人になるけど、お互い励ましあいながらがんばっていこ。」
「ありがとうございます。それでは今日はもう休みますね。」
「お疲れさん、また明日ね。」
「はい。それでは おやすみなさい・・・」


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