3月10日 もくようび
スタンドバイミーと僕・・・



「死体を見つけて有名人になりましょう。」
「!?」
「そうときまったら、さっそく明日出かけよう。」
「春の陽気に頭までやられてしまったか・・・」
「確か、水筒は兄さんの部屋にあったよね。」
「その前に、雪ちゃんにはお兄さんいないじゃん・・・」
「それから、オヤジの机から拳銃を盗んでこないと。」
「銃刀法違反で前科持ちになっちゃうよ・・・」
「今夜はドキドキして眠れそうにないよ (≧▽≦)
「いったい、どこまで行くつもりやら・・・」
「大丈夫だよ、バネさん。歩いて20キロ程だからさ。」
「まぁ、行くとしても飛んでいくけど・・・」
「そんなんじゃダメだよ。ちゃんと線路に沿って歩いていかなきゃ。」
「目を覚ませっ!!リバー・フェニックスはもうこの世にはいないんだっ!!」
「何言ってんだっ!!クリスは僕と一緒に進学組に進むんだっ!!」
「この、おたんちんっ!!」
「それから、ぼ・・く・・・・・・と・・・・・・・・・・・(ガクッ)」
「ふぅー、クロロフィルムをなめてはいかんぞ、小僧。」
「・・・・・ZZZ」
「やっと大人しくなったか・・・。」
「・・・・・・ムニャムニャ」
「まぁ、雪ちゃんじゃないけど、大人になんかなりたくないって本気で思うよね。一つ年を取るごとに一つずつ大事なものをなくしてさ。

そうまでして年をとることに意味なんてあるのかな・・・」
「とにかく 『スタンドバイミー』を見やがれってことで。」
「いつの間に起きやがった!?」
「バネさんが、語りだした辺りから。」
「・・・・・・(ちょっとだけ恥ずい)」
「って、バネさん年いくつなの?」
「おぬし・・・レディーに年を尋ねるなって、学校で教わってこなかったのか?」
「え?バネさんってレディーだったの!?」
「それは、機密事項なのでお教えするわけにはいきません。」
「まぁ、別にどっちでもいいけど。」
「あ、そ。」
「どっちだとしても、バネさんはウチの親友だから☆」
「雪ちゃん・・・」
「バネさん・・・・」
「雪ちゃ〜んっ!!」
「ガシッ!!(熱く抱擁)」
「いででででっ!!そんなに強く抱擁したら羽が折れるってばっ!!」
「翼の折れたエンジェルみたいでかっこいいぢゃんっ。」
「カラスだけどな。」
「まぁ、何だかんだで友達と思い出はいつまでも大切にしようってことですな☆」
「ですな☆」


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