スラムダンクに続編が存在した『スラムダンクあれから１０日後』の感想

※ 極力ネタバレは抑えてますが、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。

	「バネさんバネさん、『スラムダンク』って漫画知ってます？」
	「そりゃ知ってるよ。毎週楽しみで、ジャンプの発売日を心待ちにしてたくらいだし。」
	「ですよね。自分の中でも、５本の指に入るほど、大好きな漫画の１つですよ。」
	「最終回を迎えた時の衝撃は、今でも忘れられないよ・・・」

	「『第一部完』ってなってたから、当時はいつ第二部が開始されるのか楽しみにしてたんだけどね。」
	「結局、第二部は始まりませんでしたね。」

	「夢見させるような事を言うな！！」
	「確かに。」
	「第二部の再開を待ち続けてはや２０年。今となっては叶わぬ夢だけど、続きが読みたかったなぁ・・・」
	「続きありますよ？」
	*「Σ(ﾟ□ﾟ(ﾟ□ﾟ) なぬ！？」**

	スラムダンク『あれから１０日後ー』完全版作者：井上雄彦出版：フラワー
	「タイトルの通り、最終回から１０日後のストーリーが描かれているんです。」
	「うぉぉ、マジっすか！？」
	「マジだよ！！あ、今のセリフは、皆さんご存知『マジすか学園』の、さくらたん（ＨＫＴ４８）をマネしてみました（≧▽≦）」
	「いや、全く存じ上げませんが・・・」
	「スラムダンクファンの間では、結構有名な１冊ですね。」
	「あ、あのインターハイの激戦の後が描かれているんて、一体どんな漫画に仕上がっているというのだ・・・！？」

	「お前、なんか勘違いしとりゃせんか？」
	「え！？なんで怒られた！？」
	「この作品は、『漫画』じゃなくて、『フォトブック』なんですよ。」
	「ん？どういうこと？」
	「コミック累計１億冊突破を記念して、２００４年に廃校となった高校で行われたイベントでその高校の黒板に、チョークで書き下ろされたエピソードを、１枚１枚写真に収めたフォトブックなんです。」

	「黒板全体を１枚の写真に収めているので、本で見ると、１コマ１コマは小さくて少し見にくいですけどね。」
	「とは言え、あのスラムダンクのキャラクター達にまた出会うことができるなんて感涙ものっす。」
	「ですよね。ただ、作品の内容としては、期待しているような、がっつりとした続編が描かれているというわけではなく言葉通り『後日談』って感じの、ちょっとしたエピソードが語られている感じになっています。」

	「ファンとしては必見の価値ありですが純粋に内容を楽しみたいだけの人にとっては、正直ちょっと物足りないかもしれませんね。」
	「なるほど。」
	「値段も２０００円（税別）と結構高いですし、そして何より本のサイズが大きすぎて、本棚には収まりきらないんですよ。」
	「あら、そうなんだ。」
	「先ほども言いましたけど、コミックではなくフォトブックなので、本のサイズがカレンダー並の大きさなんですよ。」
	「んー、何かいまいちイメージしにくいな・・・」
	「そう言うだろうと思って、ちゃんとわかりやすいように、比較写真を用意してありますよ (￣ー￣) ニヤリ☆」
	「おぉ、さすが出来る男は違うねぇ (￣ー￣) ニヤリ☆」」

	「イメージしやすいように、ＮＭＢ４８の握手券と比較してみました（≧▽≦）」
	「っつーか、何と大きさ比較してんだよ！？」
	「え？何って、皆さんご存知、国民的アイドルグループの握手券ですけど？」
	「国民の殆どは、その大きさを存じ上げませんが・・・」
	「もう、わかりましたよ！だったら、もっとわかりやすいように比較すりゃいいんでしょ！！」

	「・・・・・・・・・・・・。」
	「比べて下さいこの大きさ！握手券を４枚重ねても到底及ばないこの大きさ！！」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「ＮＭＢ４８大好きです。今度は嘘じゃないっす！！」
	「っつーか、何で同じＣＤを４枚も買ってんだよ・・・」
	「え？何でって、１枚のＣＤにつき１枚の握手券しか封入されていないからですけど？」
	「はぁ・・・これ以上キモヲタに何を言っても無駄だろうから、もういいや・・・」

	「あきらめたら、そこで試合終了ですよ？」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「・・・・・・・・・・・・。」
	「とまぁ、そんな感じで、正直コストパフォーマンスは良くないし、収納場所にも困るので決して万人には勧められないですが、貴重な資料として、機会があれば手にとってもらいたい作品の紹介でした。」
	「パチパチパチ。」
	「ってことで！」
	「ってことで！」
	「これを読んで少しでも気になった方は！！」
	「方は！！」

	「要チェックや！！」