ランス3 -リーザス陥落- 攻略レビュー
〜1.44MBに込められた情熱と熱量〜



※ 微妙なネタバレと、微妙なエッチ画像を含んでますので、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。




「いやー、女子高生の制服も、すっかり夏服に変わって、毎日の通勤電車が全く苦じゃなくなりましたね (≧▽≦)
「久しぶりの更新の第一声がそれっすか・・・」
「そんな久しぶりとなる今回は、『PCゲームレビュー』をしてみたいと思います。」
「またエロゲーっすか・・・」
「これからご紹介するゲームは、シリーズ屈指の名作ゲームと言われる『ランスV -リーザス陥落-』になります。」
「また、ランスシリーズっすか・・・」


「ちなみに、この『ランスV』は、今年8月末には、完全リメイクされて再リリースされる事が決定しているんですよ!!

  もう発売日に買うこと決定ですよ!!仕事もそこそこに、エロゲー三昧決定ですよ(≧▽≦)

「発言が完全にダメ人間決定だな・・・」
「以前レビューした『ランス01』のリメイクの完成度も素晴らしかったし、今回も期待大ですよね☆」
「いや、同意を求められても・・・」
「ってことで、その発売に先駆けて、オリジナル版について徹底的に語り尽くしたいと思います(≧▽≦)」
「・・・・・・・・・・・・。」
「それでは、はりきってどうぞ♪」
「いつから、雪ちゃんの人生は、リメイク出来ない程に間違ってしまったんだろう・・・







魔人

それは、人類を超越するピラミッドの頂点に君臨し続ける絶対的な存在。



魔人

それは、人間界に存在するあらゆる武器をもってしても、ダメージを与える事さえ許されない存在。



魔人

それは、たった1人だけで、国を滅ぼすことが出来るほどの圧倒的な力を持つ存在。




『リーザス王国』の西方に位置する『ヘルマン帝国』
かねてより対立してきた両国の間では、これまでも一進一退の戦争が繰り返されてきた。


そんな両国の均衡を打ち破るかのように、ヘルマン帝国は・・・




ランス03 『魔人 ノス』


――― 絶対的な存在である『魔人』の力を利用して・・・



ランス03 『ヘルマン帝国 パットン』




――― リーザスを侵略した。








『ランス03』 パッケージ
タイトル RanceV -リーザス陥落-
ジャンル アドベンチャーRPG
発売日 1991年11月15日
対応機種 PCゲーム (Windows)
発売元 アリスソフト




ランスシリーズとして、3作目となる本作『ランスV -リーザス陥落-』の舞台は
記念すべき1作目の『ランス01 -光をもとめて-』の舞台ともなっていたリーザス王国。

魔人の力を利用して戦争を仕掛けてきたヘルマン帝国の圧倒的な力を前に
リーザス国は、なす統べもなく蹂躙されてしまう。

リーザス国の王女『リア』とその参謀役の『マリス』までもが
ヘルマン帝国に捕らえてしまい、リーザス陥落は秒読み段階に入っていた・・・


   


その状況を打破すべく、、リアの側近忍者である『見当かなみ』
命懸けでランスのもとに助けを求めに来るところから、この壮大な物語の幕が上がる。







ランス 『ハンティ』   ランス 『魔人サテラ&シーザー』



突然、『ヘルマン帝国』に攻め込まれた『リーザス王国』

今まで何度攻め込まれても撃退していたのに
今回のヘルマンは、魔人と手を組んでいるためにあまりにも強く
リーザス城は陥落し、王女リアは囚われの身となった。

そこでリアの命令を受けた『見当かなみ』
リーザス王国を奪還するために、ランスに助けを求めてきたのだが…


(Wikipediaより)



本作は、何と言ってもストーリーがGOOD!!


まだ『Windows』ですらなかった25年も前に発売されたパソコンゲームでもあるため
確かにグラフィックは古い。それは認める。



だが、しかしっ!!



それを遥かに凌駕するほどに、ストーリーが秀逸なのだ。


最近のゲームのように無駄に話を引き延ばす事がなく、とにかくテンポ良くストーリーが進行される。
じっくりとプレイしたとしても、10時間程度でクリア可能なお手軽なボリュームの中に
ギュギュっと限界まで凝縮された濃密なストーリーは、シリーズ屈指の出来栄えと言っても過言ではない。


手軽にサクサクと進められるゲーム性に加えて
奥の深いシナリオが混ざりあった本作品の熱中度は、まさにマーベラス。
グラフィックの古さなんて微塵も感じないほど、どっぷりとゲームに没頭できる。

ちなみに、このランスシリーズは、ドラクエやファイナルファンタジーなどのシリーズもののRPGとは違い
ストーリーや登場キャラクターは、外伝などの一部を除いて、前作からの続編となっているので
シリーズを通してプレイしていれば、よりマーベラス。

とは言え、前作をプレイしていた方が、より世界観に入り込みやすいという事であって
初プレイだったとしても、新鮮な気持ちで楽しむことができるし、話について行けなくなるという事は
一切ございませんので、どちらにしてもマーベラス。


つまり何が言いたいのかというと

このゲームの存在こそがマーベラスなのですよ。




ランスV 『バレス』   


ゲームの形式としては、これまでとランスシリーズと同様に
『コマンド選択式アドベンチャー』『フィールド探索型RPG』を融合させたシステムが採用されています。

『見る』『話す』『聞く』などのコマンドを駆使して、街を巡り、様々な人々から情報を集め
そこから得られたヒントをもとに、冒険の手掛かりを探っていく。

コマンド選択式アドベンチャーと聞くと、『ポートピア連続殺人事件』『ミシシッピー殺人事件』のように
複雑で面倒くさいイメージを思い浮かべてしまうかもしれませんが
この『ランスV』に関しては、そんな煩わしい思いなんて一切させません。

自分の足を使って街を巡って、多くのヒントを得ないと先に進めない、といった複雑さはなく
直感でプレイしていても、テンポよくサクサク進められる快適さが素晴らし過ぎるわけですよ(≧▽≦)

『戦争』という重くなりがちなテーマを題材としているものの、シリアス一辺倒の展開ではなく
主人公ランスの豪快過ぎる性格に、会話の節々で思わず笑えるエピソードも満載で
これこそが『緊張と緩和』という演出が素晴らし過ぎるわけですよ (≧▽≦)


つまり何が言いたいのかというと

このゲームの存在こそが素晴らし過ぎるわけですよ。




   


戦闘パートに関しては、これまでのランスシリーズのシステムから一変されており
ターン制で、自軍のキャラクターを操作して、隣接マスの敵キャラに攻撃を仕掛けるという
シュミレーションRPGタイプの戦闘となっています。
ちなみにこの戦闘システムは、次作の『ランスW -教団の遺産-』でも採用されています。

主人公である『ランス』と、ヒロインの『シィル』に加えて、最大6名の仲間とパーティーを結成するが
プレイヤー自身が操作可能なのはランスのみで、その他のキャラクターはオート操作となります。

とは言え、いくらランス以外のキャラが自動で動くからと言って
戦闘の度に、毎回操作しないといけないのは、ぶっちゃけ面倒なことこの上ないが
そこは、ランスも含めた『自動戦闘モード』が搭載されているのでご安心を。

しかも、この『自動戦闘モード』は、高速でサクサク進むのでストレスを感じる事もありません。

ストレスを感じるどころか・・・



高速過ぎて、何が行われているのかすらわかりません。



   ドラゴンボール 神さま 「みっ見えんっ!!この神の目にも!!」




高速で繰り広げられるので、気付いたら仲間が死んでいることは、日常茶飯事なので
通常戦闘と、ボス戦や強敵との戦闘で、手動とオートを使い分けて戦いましょう。

敵のエンカウント率も、ダンジョンの広さも、ボスキャラの強さに至るまで
全てがドンピシャで丁度良く、RPGにありがちな面倒なレベル上げ作業も必要なく
絶妙な難易度が、GOODです☆



とまぁ、ここまでは称賛のみを送り続けてきたわけですが、BADな点も多いのも事実です。

25年も前に作られたゲームであるため、容量の問題や、当時の技術の問題もあって
現在プレイしてみると、どうしてもプレイの要所要所で
昔のゲーム特有の『やりにくさ』を感じてしまう点が多々あるのです。


まず最初に感じるのが、『セーブ&ロード』機能の使いづらさ。
生憎、どう使いづらいのかを伝えられる文章力を有していないので申し訳ないが
前作よりも使いづらくなっており、退化させてどないすんねんって突っ込みたくなる出来映え。


そして、プレイした誰もが思うだろう事は、『バックログ』機能がない事!!
あのバックログ機能がないんですよ!?(重要なことなので2度言いました)

今では、青信号になったから渡るくらい当たり前となっているこの機能が
実装されていない不便さを、わかりやすく伝えられる文章力を有していないので申し訳ないが
ただただ辛すぎて、もはや言葉になりません・・・

何でもないようなことが幸せだったと思う。

日々進化を続けるエロゲーに乾杯☆


その他にも、気になる点はいくつかあるものの
その中でも最大級に、気になって仕方がなかったことは・・・




ランスにまさかの『ザク』登場     ランスに『海原雄山』登場


著作権的に気になって仕方がありません。


人類で最初に開発されたモビルスーツだけでは飽き足らず、伝説の美食家まで登場させるなんて

もはや言葉になりません・・・

大胆な演出過ぎて、逆にこっちがドキドキです☆



このドキドキつながりで言えば、今後のランスシーズにおいて
圧倒的な強さで、常に人類の最大の敵として立ちふさがり、いい意味で胸がドキドキさせられる
『サテラ』を初めとする『魔人』は本作が初登場となります。



ランス03 『魔人 ジル』

ランス03 『魔人 アイゼル』      RanceV 『魔人 ノス』



地球上に存在する、どんな武器を持ってしてもダメージを与えることは出来ず
真っ向勝負では、まともな勝負にもならない絶対的な存在。

そんな魔人たちの、圧倒的な強さと存在感は

マジパネェっす!!



ドキドキが留まるところを知りません (≧▽≦)





ランス03 『見当かなみ』 Hシーン      不幸忍者 見当かなみちゃん



ランスシリーズをプレイしている人にっとては、もはやおなじみとなっている
リーザス王女『リア』の側近忍者『見当かなみ』の不幸っぷりは本作でも健在。

リアの命令には逆らえず、ランスにはいいように扱われ、失敗も多いダメ忍者。
本作でも、かなみの不幸っぷりが留まるところを知りません。


だが、それが良い。

不幸じゃないかなみちゃんなんて、かなみちゃんじゃない!!

全てのかなみちゃん推しの共通認識。


ちなみに、『ランス02 -反逆の少女たち-』では


  


出演シーンが、この1シーンのみで
セリフがないどころか、画面からも見切れているという
シリーズ最高の不幸を演出して、ファンを悶えさせてくれたわけですが
本作は、最初から最後まで十分過ぎる程に活躍してくれますので、ご安心を(≧▽≦)




RanceV 『マリス』      ランスV 『マリア・カスタード』



見当かなみを始めとして、これまでの冒険で、一緒に戦ってきた仲間たちが
リーザス奪還という共通の目的の名の下に、1人また1人と集結していき
敵に立ち向かっていく、熱い展開の連続。

今後のランスシリーズでも主力キャラクターとなる、リア、マリス、見当かなみ、レイラの『リーザス』勢に加えて
魔想志津香、マリア、ミル、ミリ、エレノア・ランの『自由都市カスタム』勢も出し惜しみなく集結する。

さらには、ランスの相棒『魔剣カオス』や、人類の敵である魔人たち
『パットン』『ハンティ』などの、ヘルマン帝国の面々もが今作が初登場となり
物語はより熱く、より深く加速していく。


2015年8月には『ランス03』として、25年の時を経て
まさかまさかの完全リメイクされる事が決定するという、嬉しすぎるニュースもあり
この名作ゲームがどこまで洗礼されるのか、リメイクはリメイクで楽しみではありますが
現段階でも十分に楽しめるハイクオリティーっぷりは、今でも全く色褪せていない事を証明してくれました。


『配布フリー宣言』という、過去のアリスソフトの名作ゲームが公式ページにて無料ダウンロード出来るという
正気の沙汰とは思えないほど、アリスソフトの嬉し過ぎる計らいによって
ある程度の知識さえあれば、今すぐにでもプレイが可能ではあるので
この記事を読んで、少しでも気になった方がいれば、是非ともプレイしてみて下さいませ (≧▽≦)




今後のランスシリーズの方向性を決定付けたシリーズ屈指の名作ゲーム。
わずか1.44MBの容量しかないフロッピーディスクに込められた
当時の開発スタッフの、ひたむき過ぎる情熱と、圧倒的な熱量。




しかと受け止めた。


   





※ その他の『ランスシリーズ』のレビューもアップしていますので、よろしければコチラからどうぞ。





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