摩訶摩訶 敵キャラクター列伝 ~ボスキャラ編~

                

    


ふるさとタウン ~ オオグイ城

                

スチュワーザコ ザコパーサー ヨクアル1ごう

摩訶摩訶 『スチュワーザコ』

摩訶摩訶 『ザコパーサー』

摩訶摩訶 『よくある1号』
このゲームで最初に戦う敵キャラである『ザコ』を、ティターンズカラーで仕上げてみました。そんな感じのデザインと、「空港の象徴と言えば、スチュワーデスだろっ!」という安易な発想から生まれた素敵なネーミングの持ち主こそが、この『摩訶摩訶』の記念すべき最初のボスキャラとして、主人公の前に立ちふさがります。まぁ、ボスとは言え『ザコ』であり、ザコとは言え『ボス』でもありますが・・・。 『スチュワーザコ』を撃破した後に、戦うこととなるマカマカ団の手下。その名も『ザコパーサー』。ちなみに「パーサー」とは、利用客にサービスをする乗務員のリーダーのこと。いくらスチュワーデスよりも位が上だとしても、所詮はザコなので、主人公のレベルが2に上がっていれば、さほど苦労せずに倒すことが可能です。そのため、戦闘中には特に恐怖を感じることはありませんが、この敵を倒した後に起こる、このゲームの最初の『バグ』が、これから先に待ち受ける全ての恐怖の始まりとなることは、この時はまだ知る由もない・・・。
動物の言葉が理解出来る『サラ』の救出に向かった先にある『迷いの洞窟』で待ち受けている彼らは、1体だけでも強敵であるにも関わらず、4体で同時に襲ってくるため、かなりの苦戦を強いられます。それぞれのHPも高く、攻撃方法多彩で、通常攻撃に加えて、『毒攻撃』や『麻痺攻撃』までも仕掛けてくるので、厄介なことこの上なしです。攻略法としては、アイテムでこまめに体力を回復しつつ、主人公は『ソードアタック』、ジョニーは横一列攻撃が可能な『ツインナイフ』を装備して、1体づつ確実に倒していくことが最善の策と言えるでしょう。
空港 空港 迷いの洞窟


グルメ姫 オオグイ大王

摩訶摩訶 『グルメ姫』

摩訶摩訶 『オオグイ大王』
コロッケが大好物で、村人を夜な夜なカラリとコロッケに揚げて食べてしまうという、この島一帯を震え上がらせている、恐怖の女帝。彼女を一目見た時から「こ、こいつは・・・只者じゃねぇ・・・!!」そう思わずにはいられない容姿からも分かるとおり、かなりの強敵です。ボスキャラらしく、その攻撃方法は多彩で、恥じらう素振りも見せないオナラ攻撃によってパーティー全体に大ダメージを与えてきたり、女性の特権を生かした色仕掛けによって、こちらを誘惑してきたり、体力が少なくなってきたと思えば、肉をかっ喰らって自身の体力を回復してみたりと、やりたい放題。確かに強敵ではありますが、ジョニーの変身技である『ゆびでつく』で、その土手っ腹を軽く小突いてやれば、当たり前のようにマヒして動かなくなるので、その後は殴りたい放題です。 『グルメ姫』の実兄である『オオグイ大王』は、妹を遥かに凌駕した抜群のインパクトに加えて、言葉では言い表せない程の凄みを持っています。しかも攻撃力が半端なく、通常攻撃にもかかわらず100前後のダメージを受け、一撃で瀕死の状態に・・・。さらには、その巨体を揺らして、地震を発生させ、パーティー全体攻撃まで仕掛けてきますので、彼を倒すには、ある程度の攻撃に耐え切れるだけのレベルと、何が起こっても動じない強い精神力が必要です。何とか苦労して倒すと、「ぐはっ・・・!この世の最期に、く、黒豚が食べたかった・・・」という断末魔を残して絶命します。ボスキャラにも関わらず最期まで往生際の悪い彼には、自身の最期に「わが生涯に、一片の悔いなし!!」という言葉を残してこの世を去った、世紀末覇者ラオウ様を見習ってもらいたいものです。
タリア村 オオグイ城

      

サイエンの町 ~ サンポートの町

      

ザコ軍曹 ふえふきゴラス まじん

摩訶摩訶 『ザコ軍曹』

摩訶摩訶 『ふえふきゴラス』

摩訶摩訶 『魔人』
パスカル博士と、氷付けにされてしまった『ヒサンサの村』の決死隊の救出のためにやってきた『怪奇城』で、主人公一行を待ち受けるボスキャラの1人。先程紹介した、全身青色の『ザコパーサー』ティターンズカラーのザコであるならば、全身緑色の彼は、差し詰めエゥーゴカラーのザコといったところか。ただそれだけのこと。そう、ただそれだけのこと・・・。 このゲーム最大の挑戦と言っても過言ではない、円谷プロに正面から真っ向勝負を挑んだ伝説の『ウルウル星』を呼び出すために必要な『星のラッパ』の警備を任されているボス、その名も『笛吹きゴラス』電撃を駆使した攻撃方法が得意ではありますが、ある程度のレベルがあれば、大したダメージを受けることもなくサクッと倒すことが出来ます。それにしても、ボスの名前が「笛吹き」なのにも関わらず、倒すと手に入るアイテムが「ラッパ」とは、これいかに。 ウルウルボーイが、世間の批判を一身に浴びた必殺技『シュパパ光線』を習得するために用意されたイベントの最上階で待ち構えている、ひょっとこのお面を被った、その名も『魔人』。この戦闘は、ウルウルボーイ1人で戦わなければないため、事前に『よいくすり』を持てるだけ購入してから、戦いに挑みましょう。相手の攻撃を2回受けたら、『よいくすり』で回復して、また2回攻撃を受けたら回復して・・・、というリズムさえ忘れなければ、難しい相手ではありません。ちなみに最後の一撃を加えると、そのお面が割れ、中からは父であるウルウルマンが現れ、そして・・・!!
怪奇城 怪奇城 ウルウルタワー




デカイケン おにくまラッド はりてババア

摩訶摩訶 『デカイケン』

摩訶摩訶 『おにくまラッド』

摩訶摩訶 『はりてババア』
摩訶摩訶史上、最大級のヴィジュアルクイーン。その放送コードギリギリの顔面から吐き出される『桃色吐息』は、パーティー全員に大きなダメージを与えます。さらには、通常攻撃ですら、一発受けるだけで致命傷を負うため、甘く見てると、あっという間に全滅させられてしまいますよ?それと、この謎の生命体『デカイケン』は、実は女性ってことに気付いていましたか?その証拠に、主人公達を放送コードに完全にひっかかっている画面で『誘惑』してきます。この物体を女性と言い張る製作者サイドもさることながら、彼女の誘惑に骨抜きにされてしまう主人公たちは、もはや正気の沙汰とは思えません。同じ男として情けない・・・。 『モンテシカゴの町』にある格闘技場の常勝チャンピオン。強すぎることで有名な彼を倒すことが出来れば、この町のドンである『マイケルさん』の家に代々伝わる『金のフルート』を景品としてもらうことが出来ます。そんな重要アイテムを手に入れるイベントのボスではありますが、所詮は体を鍛えただけの一般人なので、これまで数々の死闘を演じてきた主人公と比べると、潜ってきた修羅場の数が圧倒的に違いますので、力の差は歴然です。何の苦労もなく倒すことができますので、お茶でも飲みながら、一定のリズムで、ただただ無機質にボタンを押し続けましょう。 『砂かけババア』、『あみだババア』と並び称される、世界3大ババアの一人。その異常に発達した両手から繰り出される、殺意に満ち溢れた張り手の破壊力たるや、一撃喰らっただけで、顔面があり得ないほどに腫れ上がり、そのせいで桟橋に挟まって先に進めなくなってしまう程です。『張り手ババア』打倒のため、『ドンブリ君』の聖水を浴びて完全体になった主人公一行は、その圧倒的な戦闘能力を駆使して彼女を半殺しにし、さらには、オールのない船のオール代わりにこの張り手を使ったり、空を飛ぶために必要な羽の代わりにこの張り手を使ったりするなど、まさにやりたい放題。そんな彼らの暴挙に対し、日本政府は2006年に高齢者虐待防止法を制定した。
怪奇城 モンテシカゴの町 サンポートの町

                

ナゴの町 ~ 秘密工場

                

ミッチー ラモーヌ はな男

摩訶摩訶 『ミッチー』

摩訶摩訶 『ラモーヌ』

摩訶摩訶 『鼻男』
女だらけの『ピンクリリーノ町』で、カリスマ的な人気を誇っている『スケバンのミッチー』は、その喧嘩っ早い性格男勝りの腕力によって、様々なトラブルを巻き起こしてしまいます。主人公との初遭遇の際にも、ただ話しかけただけなのにも関わらず、有無も言わせず戦闘に突入します。あのスケバン刑事ですら「おまんら、許さんぜよ!!」と言ってから悪を成敗したというのに・・・。まぁ、4人で戦おうとしている主人公一行に対して、たった1人で喧嘩を売ってきた心意気に免じて、容赦なく袋叩きにしてやりましょう。この一連のイベントの後に、仲間に加わり、様々な面でパーティーをサポートしてくれるでしょう。 3年前に「ひろし」にふられた事をきっかけに、大の男嫌いとなってしまった、悲しき女王『ラモーヌ』。そんな元「男大好き」のラモーヌは、性別を男⇒女に変えてしまう『不思議な滝つぼ』を使って、町中の男を女に変えてしまうという暴挙にでます。そんな彼女の暴走を止めるためには、横一列にダメージを与える『豹柄の尻尾攻撃』を掻い潜り、上半身の衣類を脱ぎ捨て、大事な部分を髪の毛で隠しているだけという、ある意味全裸よりも数倍興奮する刺激的なボディから繰り出される『誘惑攻撃』に見事耐え抜いたら、あとはただひたすらに、打つべし、打つべしっ!打つべしっ!! 『秘密の花園』で、主人公に「花のキッス」という癒しをプレゼントしてくれていた、可愛い花の妖精3人組みに、『南無阿弥の数珠』持って会いに行くと、正体を現し戦闘になります。その際に言い放つ「ハナはハナでも、鼻くそのハナじゃっ!お前を殺してやるっ!!」という素敵なセリフは、RPGの史上屈指の名言。こんな鼻から手足が生えている異形の生物のキスに、心をトキめかせていた過去の自分を呪いながら、一思いに殺ってやりましょう。そうして最期の止めを刺すと「はなの命は短いものだ・・・」という、奥が深いんだか深くないんだかよくわからない捨て台詞を残し、この世から消滅していきます。
ピンクリリーの町 ラモーヌ城 秘密の花園


ガルジン バセラン ザコ少佐

摩訶摩訶 『ガルジン』

摩訶摩訶 『女妖術師バセラン』

摩訶摩訶 『ザコ少佐』
『アトラス山』『ガルル城』に住み付き、満月の夜になると山を降り、夜な夜な人々を襲う凶悪な人面犬に限りなく近い狼男。見た目の破壊力とは真逆で、攻撃方法はワンパターンで、通常攻撃を仕掛けてくるか、自身の体力を回復させるかの2種類しかありません。そのため、さほど苦労はしないものの、主人公のみが装備できる『伝説だけど、銀の剣』でしかダメージを与えられませんので、長期戦を強いられることとなります。主人公は、ガムシャラに攻撃を繰り返して、他の3人は回復系や補助系の変身技で主人公をサポートしながら戦いましょう。ちなみに彼の正体こそが、かつて『マカマカ博士』とともに研究を進めていた『ヤン博士』その人なのでした。 『ニュークイーンの町』を治める王女『クリスティーヌ』の姿に成りすまし、様々な悪事を働いていた女妖術師。王女に化けているなどとはつゆ知らず、のこのこと会いに行った主人公に催眠術をかけ、全裸で裸踊りを強要した挙句、2階の窓から突き落とし、しかもその恥ずかしい姿を幼女の前に晒すという、ドSのメーターが完全に振り切っているとしか思えない、羞恥プレイを強要してきます。そんな『女妖術師バセラン』との戦いは、主人公とのタイマン勝負となるため、普通に戦うとかなりの苦戦を強いられますが、主人公の得意技である『アイス系の変身技』が弱点であるため、今までの恨みを晴らすべく、徹底的に氷攻めにしてやりましょう。 ミジサイバー装置の開発を行っている『秘密工場』の守衛を任されている番人。最重要拠点であるにも関わらず、『ザコ属性』というアンバランスさに油断してしまいがちですが、彼から繰り出される一撃の破壊力たるや、「ゲームバランス?何それ、美味しいの?」という質問を逆に投げかけられる程のダメージを受け、まともに戦うとあっという間に全滅フラグが立ってしまいます。ただ、いくら圧倒的な攻撃力をほこるボスキャラだろうと『ザコ』という名の付く敵であれば、問答無用で瞬殺可能な『ザコデストロイ』例外なく消し去ることが出来ます。そのため、主人公が先に攻撃されるか、こちらの攻撃が先に決まるのか・・・、殺るか、殺られるかの戦いがそこにはある。
ガルル城 ニュークイーンの町 秘密工場

   


    
いかがだったでしょうか?

一部例外はあるものの、ゲームバランスを考えた程よい強さで設定され
世間一般のRPGとは、明らかに一線を画したヴィジュアルを持つ彼らが
このゲームに絶妙なスパイスと、感動を与えている言っても過言ではないでしょう。

ザコキャラ達と同様に、一人ひとりに愛が込められたボスキャラに対して
全身全霊を持って立ち向かいましょう。

また、一見完全無欠に思えるボスキャラにも
多くの場合「弱点」が存在しますので、殺るか殺られるかのギリギリの緊張感の中で
命を掛けて相手の「弱点」を探るというスリルが味わえるのも
このゲームの醍醐味の一つと言えます。



それでは、本編でお会いしましょう。



    

    



グラフィックの良さの違いが、面白さの決定的差ではないと言うことを教えてやる。



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