銀河の三人(ファミコン) 攻略レビュー 〜 そして宇宙のチリとなった 〜 |
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※ 微妙なネタバレを含んでますので、気になる方は「戻る」ボタンをポチッとな。
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「たぎるぜぇ、最高にたぎるぜぇ!!」 | ||
「え、何でいきなりトリップしてんの!?」 | ||
「遂にこの名作ゲームを紹介する機会を与えられたんですよ! これがたぎらずにいられますか!?」 | ||
「その割には、初めて聞いたタイトルなんだけど。」 | ||
「そうなんです!よくぞ言ってくれました!!」 |
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「おぅ!?」 | ||
「これだけ高いポテンシャルを持ちながら、世間的な知名度が皆無に等しいのが我慢ならんのです!!」 | ||
「普通はそれだけ名作なら、それなりに話題になってたと思うんだけどね。」 | ||
「そうなんです!よくぞ言ってくれました!!」 |
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「いや、さっきから普通に質問してるだけなんだけど・・・」 | ||
「無名のまま終わってしまった最大の理由は、このゲームの発売日にあったと思うんです。」 | ||
「発売日?」 | ||
「この『銀河の三人』が発売されたのが1987年12月15日だったんですが この同時期に、数多くのゲームタイトルが発売されているんです。」 |
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「そうなんだ。」 | ||
「12月18日には『ファイナルファンタジー』、22日に『ウィザードリー』。 翌年の2月10日には『ドラクエV』と、日本を代表するRPGたちの発売ラッシュだったんです。」 |
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「確かにそうそうたるラインナップだね。」 | ||
「これほどまでの名作ゲームが、この同期たちの陰に隠れて完全に埋もれてしまったんですよ!!」 | ||
「同期って表現もどうかと思うけど・・・」 | ||
「AKB48で例えるなら、同期のぱるる(島崎遥香)や、ゆいはん(横山由依)の陰に隠れてしまってますが そのポテンシャルの高さは、48グループ屈指のまりやぎ(永尾まりや)と同じですよ!!」 |
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「えっ、なんでAKBで例えた!?」 | ||
「うぅ、、、大好きだったのに、なんで卒業発表しちゃうんだよぉ・・・(涙)」 | ||
「・・・・・・・・・・・・・。」 | ||
「今回は、そんな卒業発表したまりやぎへのありったけの想いも込めて徹底的に語り尽くしますから!!」 | ||
「・・・・・・・・・・・・・。」 | ||
「AKB48の9期メンバーは永遠だー! 大好きだ、ずっと大好きだー!!」 | ||
「どうしよう、初っ端からついて行ける気がしない・・・」 |
――ー西暦2300年。
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「ストーリーをざっとまとめると、だいたいこんな感じになります。」 | ||
「ファミコンとは思えないくらい、重厚なストーリーだね。」 | ||
「もともとはPC用として発売されたゲームのリメイクということもあって、他のRPGとは一線を画してるんです。」 | ||
「ファンタジー世界を舞台としたRPGが主流だったあの当時に 宇宙を舞台にしたSFテイストのRPGってのは、確かに斬新だね。」 |
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「制作サイドも相当の自信があったんでしょうね。発売当時の販売促進ポスターには、こう記されてましたよ。」 | ||
「どれどれ。」 | ||
「自分で言っちゃってんじゃん!?」 |
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「ある意味斬新ですよね。」 | ||
「だね。」 | ||
「ただ、それだけの事を言うだけあって、ストーリーは本当に素晴らしくて 物語の終盤にいたっては、言葉では表現できないくらい衝撃的な展開が待っているんですよ!!」 |
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「そうなんだ。」 | ||
「その衝撃度たるや、国民的行事となっている、今年のAKB48選抜総選挙で だーすー(須田亜香里)が、選抜落ちした時以来の衝撃でしたよ!!」 |
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「非国民の我々にとっては、その衝撃度をいまいち量りかねますが・・・」 | ||
「それでは、そんな壮大な物語を盛り上げてくれる、愛すべきキャラクター達を紹介していきますね。」 | ||
「濃ッ!?」 |
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「キャラクターデザインは、『デビルマン』や『マジンガーZ』でお馴染みの、永井豪先生なんです。」 | ||
「いやいやいや、ちょいとキャラクターの濃さが半端なさ過ぎやしませんか・・・」 | ||
「確かにこのパッケージは、どろり濃厚ピーチ味なみに濃いですが 実際のゲームグラフィックは、だいぶマイルドになってますので安心して下さい。」 |
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「ほっ、それは一安心。」 | ||
「何なら、左側に描かれている女性は、登場すらしませんから。」 |
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「Σ(゚□゚(゚□゚*) なぬ!?」 |
ブルー | リミ | ミオ |
ガルムとの戦闘で壊滅的打撃を受けた火星配属のライーザ戦隊で、主人公と共に生き残った相棒。お調子者だが、操縦の腕は一流。 | 宇宙ステーション(FC版では月面)から回収されたカプセルでコールドスリープ状態に在った少女。自ら志願し、地球からしばしばライーザ戦隊に通信を送って、殺伐とした戦闘の連続に癒しをもたらす。 | ライーザ戦隊のオペレーションを担当するコンピュータードール。 戦闘やイベントなど、全てにおいてこのミオさんのナビゲートにあわせて進んでいく。 |
「これに主人公を加えた4人が、主な登場人物となります。」 | ||
「この時代にコンピュータードールを登場させるって発想が凄いな。」 | ||
「確かに斬新ですよね。」 | ||
「それにしても、何気にヒロインの『リミ』は可愛いね。」 | ||
「そうなんです!よくぞ言ってくれました!!」 |
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「おぅ!?」 | ||
「もうね、リミたんの存在なくしてこのゲームは成立しませんから!!」 | ||
「リミたんて・・・」 | ||
「ちなみに、リミたんは超能力(ESP)を使って、パーティーのHPを回復したり、敵を攻撃する事ができるんです。」 | ||
「一般的なRPGで言うところの、魔法と同じようなものか。」 | ||
「ちっ、ちっ、ちっ。甘い、甘過ぎますよ。」 | ||
「ん?」 | ||
「超能力は魔法にあらず!!」 | ||
「いや、どう考えても似たようなもんでしょ。」 | ||
「だったら、これを見ても、まだ魔法と同じだと言えますか!?」 |
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リミたんの笑顔3連発 |
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「超能力は魔法にあらず!!」 | ||
「激しく同意!!」 | ||
「魔法と同じなんて言っていた、さっきまでの自分を殴り殺したい気分だ。」 | ||
「回復系のESPを使うたびに、極上の笑顔が見られるので、ついつい使い過ぎちゃいますよ (≧▽≦)」 | ||
「この笑顔に出会うためな当然っすよ。それは仕方のないことっすよ(≧▽≦)」 | ||
「ちなみに、攻撃系のESPを使用した場合は、こんな感じです。」 | ||
「超能力は魔法にあらず!!」 | ||
「激しく同意!!」 | ||
「ちっ!怒った顔も可愛いじゃねーか!!」 | ||
「こんな演出されたんじゃ、ガンガンESP使っちゃうっすよ(≧▽≦)」 | ||
「この怒り顔に出会うためな当然っすよ。それは仕方のないことっすよ(≧▽≦)」 | ||
「とは言っても、当然使えるESPの量も決まっているので、使い過ぎるとすぐにESPが足りなくなるんです。」 | ||
「めったくそ可愛いな、おい!!」 | ||
「ホント、どっちに転んでも極上である事この上なしですよ (≧▽≦)」 |
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「神演出降臨ですよ(≧▽≦)」 | ||
「それではそんな神がかったキャラクター達が紡ぎ出すゲームシステムの紹介にいきましょうか。」 | ||
「おねげぇするっす。」 | ||
「ゲームシステムとしては『コマンド選択タイプのRPG』となりますので、まずはマップ画面で『目的地』を定めます。」 | ||
「ふむふむ。」 | ||
「目的地が決まると、現在地から目的地までの『距離』が表示されますので 『跳躍』コマンドを選択して、目的地を目指します。」 |
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「跳躍コマンド?」 | ||
「わかりやすく言えば『跳躍』=『移動』って感じですね。」 | ||
「その『跳躍』で、1回に進める距離は1マスなの?」 | ||
「確かに最初は1マスずつしか進めませんが、途中で『ブースター』というアイテムをいくつか入手出来るので このブースターの所持数によって、最大で1度に7マスまで距離を進める事ができるようになります。」 |
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「なるほど。」 | ||
「目的地の惑星に到着したら、その惑星を探索するのですが、内部はダンジョンのような構造になっています。」 | ||
「ふむふむ。」 | ||
「まず最初は、それぞれの惑星を探索して『愛・友情・勇気・力』の『4つのハート』を集める事から始まります。」 | ||
「なるほど。」 | ||
「ちなみに、ダンジョン内もそうですし、目的地に向かう道中でも、ランダムで敵との戦闘になります。」 | ||
「敵とのバトルは、通常攻撃の『バルカン』、弾数制限のある『ミサイル』、リミたんの『ESP』を使って闘います。」 | ||
「オペレーターのミオさんのナビゲートで戦闘が進んでいくんだね。」 | ||
「ゲームの進行にあわせて、より強力な『バルカン』や『ミサイル』が入手可能となっていくので ウラン(※ このゲーム内でのお金の単位)を貯めて、装備を強化していけば、より有利に戦闘を進めることが出来ます。」 |
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「RPGの醍醐味だね。」 | ||
「そうやって武器は強化できるんですが、とにかく肝心な時に攻撃が外れまくります。」 |
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「Σ(゚□゚(゚□゚*) なぬ!?」 |
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「主人公の攻撃が外れると、ブルーから冷静かつ心が折れそうになるツッコミが入ります。」 | ||
「見た目は微笑んでいるはずなのに、目の奥が全然笑ってない・・・」 | ||
「ちなみに、主人公→ブルーの順番で攻撃となるので、次はブルーのターンになるのですが。」 | ||
「主人公が外した後は、高確率でブルーの攻撃も外れます。」 | ||
「す、凄い、こんな修羅場を、笑って誤魔化そうとしている・・・!?」 | ||
「こちらの攻撃が外れた後は、敵から集中砲火を浴びますので、一瞬にして壊滅的なダメージを受けます。」 | ||
「そうなったら、逃げるしか選択肢ないね・・・」 | ||
「この通り命中率は低いですが、逃走成功率の低さも負けず劣らずの低確率です。」 |
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「Σ(゚□゚(゚□゚*) なぬ!?」 |
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「逃走が失敗しても、敵からの集中砲火を浴びますので、美鈴ちんピンチです。」 | ||
「攻撃は外れるわ、逃げれないわで、観鈴ちんダブルピンチだね。」 | ||
「レトロゲームの難易度は、加減ってもんを知りませんから・・・」 | ||
「レトロゲームの神髄ここにあり、だね・・・」 | ||
「敵にやられると、『宇宙のチリ』となりますのでご注意を。」 | ||
「こんな危機的な状況なのに、ミオさんは最後まで冷静なんだね・・・」 | ||
「まぁ、機械は感情を持ちませんからね・・・」 | ||
「ですよね・・・」 | ||
「・・・・・・・・・・・・。」 | ||
「・・・・・・・・・・・・。」 | ||
「・・・・・・・・・・・・。」 | ||
「・・・・・・・・・・・・。」 | ||
「とまぁ、そんな感じなので、常に生きるか死ぬかの極上の緊張感を味わう事ができます。」 | ||
「この緊張感は凄まじいものがあるね。」 | ||
「いろいろと言ってはきましたが、この緊張感こそが、このゲームの最大の魅力でもあるとも思うんですよね。」 | ||
「確かに、この感覚はなかなか味わえるもんではないもんね。」 | ||
「そして、この魅力は、ボス戦になるとより輝きを増すんです。」 | ||
「ボスは、接近しないと攻撃が当たらないんだ?」 | ||
「こちらは射程距離に入るまでは攻撃出来ませんが、敵はガンガン攻撃してきますので 徐々にHPを削られながら接近していくスリルはたまらんですよ (≧▽≦)」 |
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「このスリルには、痺れる!憧れるっ!!」 | ||
「さらには、ゲーム中に使用されているBGMは、あのテクノバンド『YMO』が手掛けていて 神曲と呼ぶのにふさわしい曲ばかりで、素晴らしいという言葉以外思い浮かばないですよ (≧▽≦)」 |
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「ボス戦の時の臨場感には、痺れる!憧れるっ!!」 | ||
「ホント文章だけでは伝えきれないので、是非ともプレイしてもらいたいゲームの1つですね。」 | ||
「ですです。」 | ||
「ってことで、長々と語ってきましたが、ぼちぼちこのレビューも締めるとしましょうかね。」 | ||
「あいあい。」 | ||
「結論!!」 | ||
「結論!!」 | ||
「この『銀河の三人』というゲームは!!」 | ||
「ゲームは!!」 | ||
「最高かよ、おい!!」 |
◆ 総評 : 90点 |
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