犬神サーカス団
|
格好からして明らかに世に出回っているバンドとは一線を画している。 凶子さんの歌唱力もすばらしいが、それよりも 注目すべきはヤバすぎる歌詞っ!!正統派な音楽を好む方は聴かない方がいいと思います、というか拒絶反応が起きるはず。。。
|
---|
シングル | 発売日 | 収録曲 | レビュー | 評価 | |
---|---|---|---|---|---|
人工妊娠中絶 | 2001年5月7日 | 1 | 人工妊娠中絶 | タイトルからもわかる通り、歌詞・サウンド共にヤバイですよ?(笑) 超高速のリズムに乗せて、吐き捨てるような凶子さんの唄声に度肝を抜かれました。間奏部分の高速ギターソロも必聴です。お気に入りの部分は『呪ってやるっ〜!!』の大絶叫。 |
9 |
2 | 女囚のブルース | 犬神節全開のスローな憂鬱ナンバー。曲中の語りがいい味出してます。 |
7 | ||
3 | 人工妊娠中絶 (カラオケ) |
今のCDで珍しいカラオケヴァージョンです。みんなも一緒に『人口妊娠中絶っ!!』と叫びましょう(笑) |
‐ | ||
4 | 女囚のブルース (カラオケ) |
3曲目と同様、カラオケヴァージョンです。 |
‐ | ||
総評 | インディーズだからこそ成せるストレートな歌詞を、恐ろしいまでに歌い上げる凶子さん・・・素敵です。どちらの曲もクオリティが高く聴き応え十分です。実は犬神ファンの間では、1曲目よりも2曲目の方が人気が高かったりします。個人的には『人工妊娠中絶』の方が好きですけど。 |
8 | |||
命みぢかし恋せよ人類 | 2003年10月29日 | 1 | 命みぢかし恋せよ人類 | 記念すべきメージャーデビューシングルのタイトルチューン。インディーズ時代とはまったく正反対の明るさ全開のナンバー。明るい曲調とは裏腹に、世間を皮肉った歌詞は健在です。賛否両論あるけど、個人的にはかなり好き。『夕べもクラスメイトが、首吊った〜♪』 |
9 |
2 | すべてが昨日と変わらない | ミディアムテンポなロックナンバーで、途中に語りが1分近くあります。曲調が単調なので中だるみな感じです。 |
5 | ||
3 | 恍惚の海 | ゆったりとしたダークなナンバー。ズンチャッチャーズンチャッチャーって感じで、ワルツっぽい仕上がりになっています。 |
4 | ||
4 | ロックンロール・ウィドウ | あの山口百恵の名曲をカヴァー。よりロックに、そして より攻撃的に犬神流にアレンジされていて、原曲とはまるで別物です(笑)とりあえず聴いといて損はなし!! |
9 | ||
総評 | 犬神サーカス団待望のメジャーデビューシングル。タイトルチューンの『命みぢかし恋せよ人類』は、今までの犬神サーカス団のイメージとは違い、誰が聴いても比較的受け入れやすい曲調になっていますが、2曲目・3曲目は、相変わらずの犬神ワールド全開って感じです。そして4曲目にカヴァー曲を持ってきているあたりに、音楽の幅の広さを感じさせられます。デビューシングルながらも、犬神サーカス団の魅力の詰まった完成度の高い1枚。 |
8 |
アルバム | 発売日 | 収録曲 | レビュー | 評価 | |
---|---|---|---|---|---|
地獄の子守唄 | 1999年9月23日 | 1 | 見世物小屋口上 | 歌ではなくコント(?)ちっくなもの。「親の因果が子に報いる」というセリフがでてくるが、『グレイテスト・ヒッツ』に収録されている『ウロコの女』にも同じフレーズが使われています。 |
‐ |
2 | あんたは豚だ | タイトルからもわかる通り、ひたすら凶子さんに罵声を浴びせられ続ける曲。新天地を切り開いている人たちにとってはやみつきになること請け合いです(笑)ノーマルな方にもお勧めの危険度120%の曲。 |
9 | ||
3 | 廃墟の街 | 一転して、凶子さんの透き通るような歌声を全面的に押し出したナンバー。2曲目とのギャップがかなりあり、綺麗なメロディーが余計に際立って聴こえます。 |
6 | ||
4 | 常世の蟲 | ゆったりとした静かな曲。演奏時間が7分近くあるので、ちょっとダルい。凶子さんの「壁に頭をぶち当てろ!!」ってセリフは鳥肌もんです。 |
5 | ||
5 | 青蛾の群 | 3拍子ののんびりとした曲。ズンチャッチャーズンチャッチャー♪って感じです。 |
4 | ||
6 | 基準停止装置 | 歌というか、バックの演奏に合わせての語りです。今回のアルバムの中では歌詞が一番エグイ。聴いていると憂鬱になりますが、それこそが犬神サーカス団です。正座でもして心して聴きましょう。 |
3 | ||
7 | 夜が終わっちまう前に | カッコ良いギターソロから始まるヘビーな曲。終始ゆったりとした感じで展開していくが、随所で表現されている凶子さんの心の叫びがたまらなくかっこいいです。 |
8 | ||
8 | 黒髪 | 昭和の歌謡曲を意識したような感じの、独特なリズムを持った曲。 |
6 | ||
9 | 白痴 | ギターの音がかなりカッコいいハードなロックナンバー。この中では最速の曲。歌詞も世間を皮肉った感じで(・∀・)イイ!! 今回のアルバムのベストソング♪ |
9 | ||
10 | 基準停止線の網目 | 6曲目同様語りです。これまた歌詞がかなりいっちゃってます。 |
3 | ||
11 | 鬼火 | 凶子さんの語りから始まるスローなナンバー。気だるさが残る曲。 |
4 | ||
12 | 灯蛾 | 語りというか罵声です(笑)けっこー恐ろしい事言ってます・・・。 |
6 | ||
13 | 路上 | 凶子さんの綺麗な歌声が耳に残るスローなナンバー。この曲もゆったりとしていて、アルバムの大半がこんなような感じの曲なので、この辺りに来る頃にはちょっと飽き気味になっているか、犬神ワールドにどっぷりと浸かっているかのどっちかだと思われます。 |
5 | ||
14 | 地獄の子守唄 | アルバムのタイトル曲。犬神ファンの間でも名曲と呼ばれているほど、その完成度は高いです。音も歌詞も犬神らしさが存分に表現されている一曲。 |
8 | ||
総評 |
ハードな曲あり、ゆったりとした曲あり、語りありで犬神サーカス団の世界感がこのアルバムの中に凝縮されています。全体的に攻撃的(というか、グロイ)歌詞が多くく、スローな曲が大半を占めるので、一つ一つの曲がじっくりと歌われている感じで聴き応えのある一枚。犬神サーカス団の入門編として聴くには最適なアルバムだと思います。 |
7 | |||
蛇神姫 | 2000年6月15日 | 1 | 蛇神姫 | 刺々しいギター音からスタートし、ひとつ、、、陽の光。ふたつ、、、不治の病。むっつ、、、無限地獄に堕ちるがいい。といった感じの、犬神サーカス団ワールド全開の数え歌が始まるヘビーなナンバー。 |
6 |
2 | 逆流 | 高速なロックナンバー。凶子さんの吐き捨てるような歌い方、見下したような笑い方、危険な空気を漂わせた歌詞と三拍子揃った超攻撃的な曲。演奏時間も2分未満で、あっという間に終わります。 |
9 | ||
3 | 苦界浄土 | 一転して、スローでじっくり歌い上げられているナンバー。終始同じようなリズムなので途中でダレる。個人的には捨て曲。 |
4 | ||
4 | 裏路地哀歌 | 犬神の代名詞ともなりつつある、エグイ語りがメインの曲。 |
3 | ||
5 | 鬼畜 | ミディアムなロックナンバー。途中の凶子さんの叫びがかっこいいです。 |
6 | ||
6 | 血みどろ菩薩 | 歪みのかかった音と、こもった感じの歌い声で、独特の怪しい雰囲気を併せ持ったスローなナンバー。 |
5 | ||
7 | 寂滅 | ゆったりとした静かなナンバー。凶子さんの喘ぎ声がGOOD。 その一言に尽きますね。 |
4 | ||
8 | でもワザとじゃない | 曲ではなく、語りです。凶子さんが『でもワザとじゃない。』『でもワザとじゃない。』と繰り返していますが、投げたダーツの矢が友人の目に突き刺さって失明させてしまったっていうのは さすがにワザとだろとツッコミをいれたくなりました(笑)基本的に語り系の曲は好きじゃないけど、この曲はそれ程嫌いじゃないです。 |
5 | ||
9 | ガム | 2曲目の『逆流』と同じ系統のスピーディーなナンバー。このアルバの中では最速。前曲の最後のベース音がそのままこの曲のイントロへと繋がっています。『ヤクザは人間のクズ』っていうのは如何なものか(笑) |
10 | ||
10 | 背徳の扉 | 全体的にゆったりとしたナンバー。サビに入る直前の盛り上がり方はかなりツボ。 |
7 | ||
11 | 父親憎悪 | 前半の2分間くらいはひたすら凶子さんに罵声を浴びせられ続けます(笑)その後に本編がスタートといった感じです。ハードロックのかっこいいナンバー。 |
8 | ||
12 | カナリヤ | やりたい放題やってきたアルバムの締めには、相応しい心に染み入るナンバー。凶子さんの綺麗な歌声が際立っています。曲中にある語りの部分は4曲目の『路地裏哀歌』の歌詞と同じもの。 |
5 | ||
総評 | 全体的にゆったりとした曲が多い今回のアルバム。正直、好きな曲とそうじゃない曲の差が激しです。それでも相変わらずの生々しくてグロい歌詞は健在で、犬神サーカス団らしさは存分に表現されていると思います。一体どういう精神状態になるとこのような歌詞がいくつも思い浮かぶのか感心させられる程です(笑)その中でも『逆流』や『ガム』のような超攻撃的なナンバーは必聴です。 |
6 | |||
赤猫 | 2000年12月13日 | 1 | 赤猫 | 子どもを孕んだのにも関わらず、その男に騙されて捨てられた女性のやり切れない想いを歌にしています。古臭いような懐かしいような そんな感じのメロディーなのだけど、それが逆に新鮮に感じます。アルバムのオープニングを飾るのに相応しい一曲。犬神ファンの間でも人気が高いです。 |
8 |
2 | 鬱病の道化師 | かっこいいギターソロから始まるイントロが素晴らしいです。曲中のギターソロもかっこよく、ロック色が前面に押し出されているナンバー。 |
8 | ||
3 | 血の贖い | 犬神サーカス団が送るクリスマスソング。当然のごとく世間一般に親しまれているような明るい感じのものとは相反するダークな内容になっています。これ程までに暗いクリスマスソングは他にはないんじゃないかな(笑) |
6 | ||
4 | 寄生蟲 | 曲が始まって1分間は、凶子さんの狂ったような笑い声が永遠と続く。その後突如曲調が一変し、終始叫ぶような歌い方で曲が展開されていきます。とにかく危険な雰囲気漂いまくりの高速ナンバー。 |
9 | ||
5 | けもの道 | 独特なリズムで展開されるスローなナンバー。この曲もどこか古臭さい雰囲気を感じます。悪くはないけど、良くもないといった感じの曲。 |
6 | ||
総評 | 全体的にまとまっていて、比較的聴きやすいアルバムだと思います。犬神ワールド全開のグロイ歌詞は今回はソフトな感じになっています。それでも彼らの魅力は一切色あせることはなく、犬神サーカス団がただ歌詞が凄いだけのバンドじゃないと、改めて思わされる一枚です。 |
8 |
オムニバス | 発売日 | 収録曲 | レビュー | 評価 | |
---|---|---|---|---|---|
異形の宴 | 2000年7月26日 | 3 | 赤痣の娼婦 | カッコ良いロックナンバー。疾走感のある曲で、ノリもいいです。犬神サーカス団独特の世界観を持った危険な歌詞も健在です。 |
8 |
7 | エナメルを塗られたアポリネール | とにかく危険な雰囲気漂いまくりの曲。もはやシャウトというよりも、限りなく悲鳴に近い叫びです。しかしそれがこの曲と歌詞に最高にマッチしていて、凶子さんの虜になります。個人的に犬神サーカス団の中で最も好きな曲。 |
10 | ||
365:A TRIBUTE TO THE STALIN | 2001年1月24日 | 3 | STOP JAP |
私の大好きなTHE STALINの名曲をカバーしています。凶子さん得意の嘲け笑いや魂の叫びなど、完全に犬神サーカス団のカラーに染め上げています。曲の速度も原曲よりも速く、完全無欠のパンクロックに仕上がっていて文句なしです。 |
10 |
Copyright © 2005 Yukina. All Rights Reserved.