8月20日 にちようび
もっと早く出会いたかった・・・夏。

                








スラムダンク 三井「なぜオレはあんなムダな時間を・・・」
「くそ・・・、なぜオレはあんなムダな時間を・・・」
「あー、婚活のことね。」
「違います!!婚活に関しては、まだ夢の途中です!!
「え、婚活じゃないとしたら、他に何かあったの?」
「今までずっと、とんでもない思い込みをしていたんです・・・」
「あら、そうなんだ。何があったか話してごらん。」
「え、聞いてくれるんですか!? やっぱり、持つべきものは親友ですね☆」
「当たり前じゃん。困ったことがあれば、いつだって聞くから遠慮なく言ってよ☆」
「ありがとうございます!! 実は、今までずっと・・・」
「ずっと・・・?」
「遊べるエロゲーは『アリスソフト』『エウシュリー』『ソウトハウスキャラ』だけだと思い込んでたんです!!」               
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・。」
「えっ、エロゲーの話!?」
「毎月給料日には、欠かさずにPCゲームショップへ立ち寄るんですが、事件はその時起こったんです!!
「給料日に毎月エロゲー買いに行ってること自体が、すでに事件だよ・・・」
「そうそれこそが、俺とこのエロゲーブランド『アストロノーツ・シリウス』との初めての出会いってわけさ。」
「はぁ、そうっすか・・・」


「たまたま手にとった、『アストロノーツ・シリウス』からリリースされた『DEMONION -魔王の地下要塞-』という

 ゲームソフトを手に取った次の瞬間、自分で自分の目を疑うような出来事が起こったんです。」

「・・・・・・・・・・・・。」


「手に取った次の瞬間、気付いたら自宅のパソコンの前に座って、ゲームのインストールが完了していたのさ。

 財布にレシートが残っていたから、支払いはきちんと済ませていたようだけど、一体どうやって家まで帰ってきて

 いつ服を着替えて、いつパソコンを立ち上げたのかさえ、まったく覚えていないんだ・・・」


「それもう、大きな病院で診てもらうレベルだよ・・・」


「それどころか、19時にインストールが終わった後は

 はっきり意識があったにも関わらず、次に気付いた時には明け方の4時になっていたんだ・・・」



「・・・・・・・・・・・・。」
「これ程までに、中毒性のある作品をリリースしているブランドの存在を知らないまま、のうのうと生きていたなんて・・・」
「・・・・・・・・・・・・。」






「くそ・・・、なぜオレはあんなムダな時間を・・・」
「それは、もうわかったってば・・・」


アストロノーツシリウス 『DEMONION 魔王の地下要塞』 タイトル画面
タイトル DEMONION (デモニオン)
魔王の地下要塞
ジャンル 迷宮防衛&侵略SLG
発売日 2012年4月27日
対応機種 PCゲーム (アダルトゲーム)
発売元 アストロノーツ・シリウス




かつて、人間たちの王国へ侵攻し、世を戦乱に導いた魔王がいた。

だが、魔王は勇者たちによってその力を奪われ、地底深くに封印された。
ここは、最深部に魔王の封印されている地下迷宮。

近年の地殻変動により封印が解け、魔王が復活したとの噂が王国に流れた。

魔王を討伐して名声を得るため
国中から腕に覚えのある冒険者たちが地下迷宮を訪れる。

だが、魔王はその魔力で迷宮に罠を張り、モンスターを召喚して彼らを待ち受ける。
王国は、こうして再び戦乱に巻き込まれることになった……

 (公式HPより)




「ストーリーを簡単にまとめると

 『200年前に勇者に封印されたはずの魔王が復活し、復讐のために街を滅ぼす』って感じの話になります。」

「PCゲームならではの設定だね。」
「確かにコンシューマーゲームだと新鮮な設定ですが、PCゲーム的にはむしろ王道の部類にはなりますね。」
「確かに。」
「なので、シナリオ的にはやりつくされた感満載なんですが、このゲームの本質はそこではないんです。」
「ん?」
「このゲームの本質。それは・・・」
「それは・・・?」
「ゲームシステムが秀逸なんです!ハマるんです!!マーベラスなんです!!」
「おぅ、急にスイッチ入ったな・・・」





DEMONION 『魔王・アスタロス』



     DEMONION 『聖騎士・レイリス』




「HAHAHAHAHA!! 蹂躙じゃぁ!勇者どもに復讐してやるんじゃぁ!!!!」
「落ち着け、落ち着けって。」
「勇者様を徹底的に蹂躙しちゃうぞっ☆」
「いや、可愛く言われても・・・」


「ってな感じで、プレイヤーは魔王を操り、1つずつ街を制圧しながら進軍していき

  国の首都『ストムガルト城』を制圧することが、このゲームの最終目的となります。」

「ふむふむ。」
「ただ、首都に近づくにつれて、敵国兵士も強力になっていくので、自軍を強化しながら進軍していく必要があるんです。」
「なるほど。」
「このゲームの、基本的な流れは下記のようになります。」




        @  自軍コマンド (戦力強化、ヒロインイベント、情報収集等)


        A  進軍 (侵攻戦)


        B  アジトの強化 (アジトの拡張、設備や罠の設置、味方ユニットの配置)


        C  敵の迎撃(防衛戦)


        D  首都『ストムガルト城』を陥落させれば目標達成





「ターン制になっていて、 自軍のターンが終わると、毎回攻めてくる敵国の兵士を迎撃していきます。」
「1ターン毎に行動できるコマンドは1つのみなんだね。」


「ちなみにターン制限があるので、その期間内で首都を陥落させないとゲームオーバーになってしまうので

 バランスよく行動を選択していくことが、攻略の鍵になっていきます。」

「ゲームの系統としては、前に紹介してた『巣作りドラゴン』に近い感じなのかな。」


「そうですね。『防衛戦』がメインという事においては同系統ですが、この『DOMINION』には

  『巣作りドラゴン』にはない、『侵攻戦』というパートがあるんです。」






DEMONION 『魔王のメイド・ジリオラ』     





「先ほども述べましたが、このゲームは『防衛』しつつ、『侵攻』もして1つずつ街を制圧していきます。」
「侵攻と防衛を交互に繰り返しながらシナリオが展開していくってことか。」
「ちなみに、画面左のメイドキャラは、我らがジリオラ様です (≧▽≦)」
「はぁ、そうっすか・・・」
「ホントマジ可愛いですよね!ただの天使ですよね!!マーベラスですよね!! (;´Д`)ハァハァ
「いいから、さっさと先に進めろ。」
「この『侵攻戦』は、自軍の選抜ユニットと相手国とで、どちらか一方が全滅するまでの全面対決となります。」
「え、じゃあこの侵攻戦で敗れた場合はどうなるの?」


「侵攻戦に関しては、敗北しても特にペナルティはありませんし、そのターンで相手に与えたダメージは、次回の侵攻戦に

  そのまま残りますので、積極的に侵攻戦を仕掛けて、相手戦力を少しずつ削っていく方法が基本となります。」

「なるほど、何度も挑み続ければ、低レベルでもいずれは勝利出来るってことか。」 
「理屈としてはそうですが、侵攻戦ばかりだと、他のイベントが進められないので、バランスが難しいところですね。」
「確かにターン制限もあるし、なるほど、よく考えられたシステムだな。」
「それでは、続いてはこのゲームの最大の魅力である『防衛戦』について説明しましょう。」









DEMONION 『近衛隊隊長・ヴァネッサ』     





「防衛戦の緊張感は、マジ半端ねぇっす!!」
「うぉ、これはすごいね!?」
「もうね、とにかくこの防衛戦がヤバいんです、ハマるんです、マーベラスなんです!!」
「わかった、わかったって。」
「防衛戦はリアルタイムで進行し、最大5名の味方ユニットを配置できる各部屋ごとで敵を迎え撃っていきます。」
「敵・味方入り乱れての総力戦だね。」
「ちなみに防衛戦で死亡したユニットは、どれだけ育てていても二度と生き返りませんので、かなりシビアです。」
「こつこつ育ててきたユニットが、消滅するなんて辛過ぎる・・・」


「その分、防衛戦はリアルタイムで進行していって、ユニットに個別に指示を与える事ができるので

 ユニットが死亡する前に、戦線から離脱させる事ができるんです。」

「なるほどね。」
「とは言え、一斉に全ての部屋で戦闘が開始されるので、マウスとキーボードが常にフル稼働状態になるんです。」
「たしかに、この緊張感は半端ないね。」


「しかも、それぞれのユニットごとに『魔術師殺し』『盗賊殺し』などの特殊攻撃が備わっているので

 攻めてくる相手によっても、迎撃場所や出撃するユニットを考えながらやる必要があるんです。」

「ただクリックするだけではなくて、いろいろと頭を使わないといけないんだね。」
「その通りです。そしてこのゲームでもっとも頭を使う場面が・・・」





DEMONION 『魔導師・ネージュ』 捕獲シーン     DEMONION 『退魔師・ヒミカ』 捕獲シーン

魔導師 ネージュ / 退魔師 ヒミカ





  
「悪党の悪党による悪党のために、ヒロイン捕獲です!!」
「うぉ、さすが悪党。平然とやってのける。そこに痺れる。憧れる」
「街を制圧していくと、防衛戦でヒロインキャラが攻めてくるようになるので、そこを捕獲するのです!!」
「悪党丸出し。」


「とは言え、防衛戦でただ撃破するだけでは捕獲する事が出来ず、特定のモンスターや罠で攻撃したり、特定の部屋で撃破したりなど
 
  それぞれのキャラクターによって、捕獲条件が異なるので、注意が必要なんです。」

「一筋縄ではいかないって事ね。」
「しかも、1回の捕獲では仲間にならず、基本的には3回捕獲しないと仲間にはならないんです。」
「えー、1回の捕獲でも大変なのに、それを3回もやらないといけないんて、面倒くさいな。」



「自分はそうは思いません!!」


「うぉっ!?」


「この程度の苦労は苦労とは思いません。むしろこの程度の苦難なんて望むところですよ!!
 
 そう、この先に待っているイベントのためならばね・・・ニヤリ」

「イベント?」





DEMONION 『聖騎士・レイリス』 捕獲シーン     DEMONION 『冒険者・ジュリアン』 捕獲シーン

聖騎士 レイリス / 冒険者 ジュリアン








「そう全てはこの一瞬のために!!」


「18歳以上の18歳以上による18歳以上のためのイベント!!」
「このイベントを見るためだったら、どんな苦労だって厭わない! そうは思わないかい!?」
「激しく同意。」
「HAHAHAHAHAHA!!これだからやめられねぇーぜ!!」
「激しく同意!!」









     





  
「ってことで、いかがだったでしょうか『DOMINION』レビュー。」
「最初はゲームシステムがちょっと取っつきにくいけど、やり始めたら直ぐに慣れちゃうもんだね。」
「それが人間の順応力ってやつですよ。」
「だね。」
「難易度もやや高めで、ゲームのボリューム的にも長過ぎず短すぎずなので、お手軽にサクと楽しめる作品だと思います。」
「これは、隠れた名作と呼ぶのにふさわしい作品かもね。」


「何気にこのゲームメーカーは、この他にもがっつり遊べるゲームをいくつかリリースされていますので、

 『アリスフト』『エウシュリー』『ソフトハウスキャラ』に並ぶ、期待のゲームメーカーと言えるでしょう。」

「だね。」
「ってことで、長々とご静聴ありがとうございました。」
「パチパチパチパチパチパチ☆」



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