第20話 「秘密工場を探れ」

                


思いつき半ばで、見切り発車的に始めたこの摩訶摩訶日記も
気づけば大台突破の第20回目です。

前回の更新から5年近くが経過していますが、文章の稚拙さは
5年前のクオリティのままなのでそれでも笑って過ごせる人だけご観覧下さい。

さて、ヤン博士から託されたフロッピーディスクを解析し
マカマカ博士が『秘密工場』にて『世界征服』を目論んでいる事を知った主人公一行。

その『秘密工場』は『サイエンの町』から船で北東へと向かった場所にあるという
秘密にもなんともなっていない有力情報をパスカル博士から入手したので
久しぶりに張り手ババアエンジンを搭載した船に乗り込んで北東を目指しましょう。

それにしても、このバアさん
飲まず食わずなのに、まだ生きていたんだね☆

そんなこんなで、船でどんどん北上していくと、新たな島が見えてきます。
早速上陸して『秘密工場』の手掛かりを探すため、近くの村に立ち寄るとしましょう。

そこで目にした光景とは・・・



    

すでに、マカマカ団の魔の手が。

時すでに遅し。
この村の住人は、すでに『ミジサイバー光線』という素敵すぎるネーミングの武器によって
ミジンコ人間へと改造されていました。

ただ、全ての村人がミジンコ人間に改造されているわけではなく
物陰に息を潜めて、命からがらこの状況を逃れた村人もいるようです。

この悲劇を巻き起こした原因や、『秘密工場』の手掛かりを掴めるかもしれませんので
無事だった村人に声を掛けてみるとしましょう。
すると・・・



あ、君はまだ改造されてないから。

まだミジンコに改造されていない村人も何人かいますが
話しかける村人全員の返答が「ミジミジ・・ミジミジ・・・」

まぁ、現実逃避したくなる気持ちは痛いほどよくわかりますけどね。

結局、彼らからはマカマカ団の手掛かりを得るどころか
まともに会話をすることも出来ませんでした。

しかし、このままではせかっく掴みかけた手掛かりを失ってしまうため
せめてまともに会話が出来る人間はいないものかと、村の中を歩き回っていると
何やら怪しげな地下室を発見します。

どうやらこの地下室は、この災難を逃げ延びた村人の『秘密基地』となっているようです。

地上にいた村人からは、全く情報を得られなかったので
ここで『秘密工場』に関する手掛かりが得られればと、話し掛けてみると・・・



手掛かりどころか、ズバリ言われました。

こんな村人にまで場所がバレてしまっている秘密工場の
秘密の意味って一体・・・

しかも、場所がバレているだけでは飽き足らず・・・



研究の内容までバレています。
村長の情報網を甘く見るなってことですかね。

異様なまでの脱力感を感じずにはいられませんが、そもそもこのゲーム自体
パッケージにラスボスの正体が載ってるくらいなので
この程度の秘密は秘密のうちには、はいらないのかもしれませんね。

それでは、こんな有力情報を次々と教えてくれた村人たちに
感謝の気持ちを込めて、こちらからもお礼を言っておきましょう。



あなたたちの秘密基地もバレバレですよ?

ちなみにこの村の名前は『ドフコウの村』というのですが

最初はマカマカ団のミジンコ人間改造計画の実験台にされてしまった不幸な村ということで
ドフコウの村』という名前が付けられのだと思っていましたが

ミジンコにされていないのに村人が「ミジミジ」言っていたり
敵から身を隠すために周りから丸見えの場所に秘密基地を作っていたり
この村に住む人たちと接していくうちに

この村人の頭の中が不幸だということに気付かされました。

実はこの村、パスカル博士にフロッピーを渡す前に訪れると
ミジンコ人間改造計画の悲劇に遭う前の、平穏な状態の時に訪れることが出来ます。

そうすることで、この時にこの場所でしか手に入らない、超レアアイテムの購入が可能です。
その超レアアイテムとは・・・



『ヤク○ツ』を売っています。(※ 表現は一部自主規制)

あまりにもデンジャラス極まりないものを
当たり前のように店頭で販売しています。

お年寄りや、幼い子供が多く暮らすこの村には、あってはならない異質な物体
一体この村の人々は、この現状をどのように考えているのでしょうか。
その真意を問いただしてみようと思います。

そうして、いろいろと話を聞いているうちに、ある種独特な違和感を感じずにはいられなくなります。
恐らくこの村人たち・・・



『ヤク○ツ』を打っています。(※ 表現は一部自主規制)

とにかくこの村人たち発言には、違和感を感じずにはいられません。

この若者の話し口調が、何故か老人口調であること以前に

今いるこの場所こそが、外ではないのか?

外にいるのに、外に行きたいと言う。
いわゆるこれは、一般的に薬物症状の初期段階に多く見られるという・・・

いや、あえて何も言うまい。

そんなこんなで、気を取り直して
先ほどの秘密になっていない秘密基地に身を隠していた村人からの情報を元に
秘密になっていない秘密工場に向かうとしましょう。

この『ドフコウの村』から、どんどん南下していくと、それらしい建物が見えてきます。
どうやらこれがその『秘密工場』のようなのですが

この建物を眺めていると、不意にある感情が芽生えてきました。



そりゃ、バレるわな。
この隠す気ゼロの潔さが素敵だね☆

ただ、さすがに世界征服を目論む秘密結社だけあって
入り口には鍵かかかっていて、中には入れないようになっています。

当然の事のはずなのに、物凄いがっかり感です。

せっかくここまで辿り着きましたが、秘密工場の中には入ることが出来ないので
更なる情報を求めて、この場所から南下していきましょう。

すると新たな町が見てきますので、立ち寄って情報収集を行うとしましょう。



   

立ち寄ったこの『ニュークイーンの町』では
住人達から色々な話が聞くことが出来るので、情報を整理してみましょう。

1.今はカーニバルの時期。
2.この町を治める村人想いの優しい王女の名前はクリスティーヌという。
3.今は、この王女が主催する『仮面舞踏会』が大ホールで開かれている。
4.しかし、それに参加するには、クリスティーヌに招待されないと参加が出来ない。
5.そして、今年はクリスティーヌ自ら、この舞踏会に参加するとのこと。

上記の情報を元にして『仮面舞踏会の会場』へと向かいましょう。
まぁ、それ以外選択肢もないですし。

仮面舞踏会の会場の中に入ると、きらびやかに着飾った人たちを多く目にします。
そんな人たちを横目に、会場に入ろうとすると

「仮面セットをつけていない人には、参加資格はありません。」
と、受付から門前払いをくらってしまいます。

入場に必要とされる『仮面セット』なんて物は、当然持っておらず、そもそも聞いたこともないため
どうすればいいのかと途方に暮れていると、近くにいた若者が親切に話し掛けてくれました。



仮面セットを落として無くした・・・だと?

まるでこちらの行動が全て見透かされているかのごとく絶妙なタイミングで声を掛けてきます。

この話掛けてくれた彼は、仮面舞踏会に参加するために会場へ向っている最中に
階段につまずいて転んでしまい
仮面セット一式という大きな物を落としてしまったようです。

しかも、それを見付ける事が出来ないようです。

そして彼は、『もしも見付ける事が出来れば』その仮面セットをゆずってくれると言うのです。

ただ、大の大人が探したけれど見つからなかった物ですので
簡単には見付からないと思いますが、今はこれしか会場に参加する方法がないので
覚悟を決めて、探しにいくとしましょう。
すると・・・



これを見付けることが出来なかった・・・だと?
階段のど真ん中だよ、ここ。

先程の彼は、一人で参加する予定だったはずなのに
何故か4人分の着替えが落ちていたという衝撃もさることながら

これだけの大荷物を見付ける事が出来なかったなんて・・・

まさか、この村人もひょっとして『ドフコウの村』で・・・

いや、あえて何も言うまい。

そんなこんなで、3分前に仮面セットをどこから入手すればいいかで狼狽していたのがアホらしくなる程
あっさりと目的のブツを手に入れることが出来ました。

そして、あっさりと手に入ってしまったことで気分を良くしたのか
この大観衆が見守る中で、何の躊躇いも無く仮面セットに着替え始めます。
(※ 女の子は、もう少し恥じらいの気持ちを持ちましょう。)

さぁ、これで今夜の舞踏会に参加する準備が整いました。
早速、先ほど門前払いにした受付に一言言ってやりましょう。



   

目の前で着替えましたけど、何か?

先ほどまでは頑なまでに入場を拒んでいた受付ですが
無言で道を開けてくれます。

こんな人たちとは関わりたくないというオーラ全開です。

まぁ、こちらとしても摩訶摩訶ワールドの住民とは関わりたくないので
願ったりかなったりですけどね。

ってことで無事に会場内に入ることができ、参加者と一緒にダンスを楽しんでいると
なぜか本能的に画面の右端に視線が釘付けになっている自分に気付かされました。
その視界の先には・・・



あれ?何か見覚えが・・・

忘れたくても忘れる事の出来ない怪しすぎる物体』が
こちらから話し掛けられるのを待ち構えています。

このまま通りすぎたい気持ちは十分わかりますが、このまま通り過ぎてしまうと
ゲームが進行しませんので
せめてもの情けで、一言くらいは声をかけてあげるとしましょう。



オマエ以外に誰がいる?

こんなに苦労してこの町まで辿り着いたというのに
どうやってこの男はここまで来たんだろう、という疑問もさることながら

仮面セットなしで、どうやってこの会場に入れたんだろう?

公衆の面前でどうどうと生着替えを決行した主人公たちと同様に
ダンボールをまとった怪しすぎる物体には、関わりを持ちたくなかったのでしょう。

そんな感じで、いろいろと追求したいこともありますが
この怪しい物体と関わっていると、こっちまで怪しまれてしまいますので
一刻も早くこの場所を立ち去りましょう。

すると今度は本能的に画面の左端に視線が釘付けになっている自分に気付かされました。
ただ、今度は先程と違って、記憶を辿ってもこの人物に見覚えがありません。

自分の予感を信じて、話掛けてみると・・・



   

ん??

この女性には全く見覚えはないはずなのですが
どうやら相手の方は、主人公のことを知っている様子です。

しかも、こちらの事を知っているだけではなく、どうやら主人公に恋焦がれ
もう一度出会うために旅を続けていたというのです。

こんな男冥利に尽きる事を言ってくれる素敵なレディーに対して
「実は、顔も名前も思い出せない」とは口が裂けても言えませんので
何とか会話をしていく中で、この女性が誰だったかを必死に思い出そうと会話を続けます。

すると、なぜでしょうか。全く見覚え無いはずなのに
言葉の節々で、奇妙な違和感を感じ始めます。

思い出せそうで思い出せない・・・というよりも
思い出してはいけないような違和感。

そんな違和感を感じ始めている主人公に気付いたのか
この女性は自ら仮面を脱ぎ、その素顔をさらします。
その姿とは・・・



怪物 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
シンシア、アゲイン☆

何と、『火炎山』できっちりとまいてきたはずの怪物シンシアが
主人公にもう一度逢うために、この町まで追ってきていました。

先ほどのジョニーといい、このシンシアとの再会といい・・・
思い出したくも無い過去を強制的に思い出させてくれます。

念願かなって再会することができ、喜びはしゃぐシンシア。
そんなシンシアを横目に、主人公の脳裏をよぎった感情
それは再会の喜びでも、感動でもなく・・・



   

ヤバイ、殺られる。

かなり長い間お預けをくらっていたことで、自分の気持ちを制御しきれなくなっているシンシアは
圧倒的な威圧感で主人公にどんどん体当たりをしてきます。

そして遂には
壁を突き破ってしまいます。

この瞬間、絶望的な死を意識した主人公。

一体この後どうなってしまうのだろうか!?
そして、彼はこのまま五体満足で旅を続けることが出来るのだろうか!?

次回、衝撃の展開が主人公一行に襲い掛かる!!




次回って一体いつになるかだって?


いや、あえて何も言うまい。



長すぎる沈黙を破って、今ここに・・・



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