第17話 「伝説の剣、始めました」

                


更新頻度が遅すぎるのは、ROMのくせに戦闘の度にロードがあるからであり
すべては、シグマ商事が悪いんです

そんな任転嫁をしたくなる気持ちも、少しは理解して欲しい
戦慄の摩訶摩訶日記も、肌寒く感じる第17回目です。

さて、傷心のミッチーを新たにパーティーに加えた一向は、マカマカ博士の秘密を探るため
北へ北へと歩を進めるのでありました。

花園を抜けてかなりの距離を北上すると、ようやく一つの村が見えてきますので
この村で体を休めつつ、情報を収集するとしましょう。



    

殆どの村人が、的確な情報をくれます。

無駄話を一切しない村人に敬礼☆

ってことで、恒例となりました情報整理をしときましょう。

1.この町から北へ行くと、アトラス山がある。

2.アトラス山には『ヤン』という名の博士がおり、頂には『ガルル城』がある。

3.ガルル城には『狼男』が住み着いており、人間を食べてしまう。

4.狼男は、『伝説の剣』じゃないと倒すことが出来ない。

5.この町の北にある『伝説の洞窟』に『伝説の剣』がある。

この『ミシッピーの村』の人々は様々なことを口走ってますが、つまりは
北の洞窟から伝説の剣を抜いてきて、アトラス山の狼男を退治してきやがれ
ってことですよ。

そういうことなので、まずは 『伝説』にも関わらず
当たり前のように、村人に所在がバレている伝説の剣』を求めて
伝説の洞窟』に向かいましょう。

そして、その『伝説の剣』が眠っているとされる洞窟の内部は・・・



      

『単純』という言葉以外では
表現することが出来ない構造になっています。

ロトの剣』しかり、『エクスカリバー』しかり、『デュアルブレード』しかり
伝説と呼ばれるの剣の入手までには
幾多の試練が用意されており、その先々には様々なトラップが仕掛けられているものなのですが

摩訶摩訶に至っては、伝説の剣の存在を知ってから
わずか5分弱で洞窟内に辿り着けるだけでは飽き足らず
はしゃがずにはいられないほど単純な構造になっています。

そのため、サクサクと先に進むことが出来るので
あっという間に、伝説の剣が眠っているとされる最上階に到着しちゃいます。

そして、そこで彼らを待ち受けていたものは・・・



あれ?

上記の画面だけで、説明は不要だと思いますが
バグって身動き取れなくなってます。

最上階で待ち受けていたものは、『伝説の剣』でも『強力なボスキャラ』でもなく

単なるバグです。
伝説の名に嘘偽りなし☆

今まで様々なバグに悩まされ続けてきましたが
それらのバグは、まだゲームが続けられるだけマシでした。

今回のバグは、それすらも不可能にします。

まぁ、摩訶摩訶がこの世の中に
存在すること自体 バグのようなもんですが。

とりあえず、今の状況でプレイヤー側に与えられた選択肢は
大人しくリセットボタンを押してやり直すか、大人しく中古ショップに持っていくか
2つに1つです。

とは言っても、今回はたまたまバグってしまった可能性もあるので
リセットボタンを押して、もう一度最初から頂上を目指すとしましょう。

さぁ、すべてを忘れて レッツ・トライ♪





・・・・・・。











・・・・・・・・・・・・。













・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。







クソゲー『摩訶摩訶』の究極のバグ








母さん、塩持ってきてっ!!


この洞窟は、最短距離で最上階に向かおうとすると
確実にバグという手荒い歓迎が待っています。
なるほど、これがトラップか。

このトラップに見せ掛けたバグを回避するためには
最短距離で進むのではなく

適当に洞窟内をうろついてから先に進まなければならないという
遊び心盛りだくさんの趣向が凝らしてあるようです。


遊び心って、度が過ぎると殺意に変るんだね?
みんなも気をつけよう☆

さて、いくつものバグと
溢れんばかりの破壊衝動を乗り越え
ついに最上階にある『伝説の剣』のもとまで辿り着くことが出来ました。

伝説の剣を抜く前に、電源入ったままカセットの方を引っこ抜きたくなる気持ちも
痛いほどよくわかりますが

とりあえず、この伝説の剣の前に無造作に立っている
「剣を抜く前に話しかけてくれ」と全身を使って訴えている男に話掛けてみましょう。



でましたよ、得意の伝説話。

話しかけると、この男は
伝説の剣を抜く事ができるのは、伝説の勇者だけなんだ』と
誇らしげに語り始めます。

話しかける前から何となく予想できていた言葉なので
適当に聞き流して、さっさと伝説の剣を抜いちゃいましょう。

とはいえ、いくら予想通りの展開だとしても
この剣を抜く事が出来れば、伝説の勇者が誕生することになるんですから
さすがにコントローラーを握る手にも力が入りますよね。

さぁ、緊張の瞬間です・・・



      

何の苦労もなく、あっさりと。

何事もなかったかのように、地面から抜くことができます。
しかも、何の演出もなく。

そんなことだから、一体これのどこが伝説なんだと
一行が疑問を感じていると・・・



確かにある意味伝説です。

有無も言わせない妙な説得力があります。
さすがにここまでされたら、納得せざるを得ませんよね。

それが例え、伝説の剣にも関わらず

『銀』の剣だとしても。
青銅の剣<銀の剣<プラチナナイフ (ex.アークザラット)

ってことで、いろんな意味で納得したところで
アイテムを整理してから再び レッツ・トライ♪



   

      

伝説の勇者、今ここに誕生。

仲間達から、口々と感嘆と祝福の言葉が聞かれます。

ウルトラマンのばったもんみたいなヤツからは
『伝説の戦士には責任誇りがあります。これからもそれを守りともに戦いましょう』
と、心に響くようで響かない発言まで飛び出します。

そんな仲間達からの言葉を適当に聞き流して
伝説の勇者様ご一行は、このバグだらけの洞窟を後にし
次なる目的地『アトラス山』へ向かうのでありました。

果たして、ここまで摩訶摩訶をプレイした人は、全国で何人くらいいるのだろう・・・
そんな人たちにこそ、伝説の称号はふさわしいと思います。


それと、『奇特』の称号も。

  



そして伝説へ・・・



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